こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログではガルバリウム鋼板と亜鉛メッキ鋼板の大きな違いついて紹介させて頂きました。
この二つは見た目に差はありませんが、性能面で大きな違いがあります。
耐候年数は環境によりますが、倍以上違います。
ですので弊社では、今まで使っていた鋼板全てをガルバリウム鋼板に変えた程です。
今一度ガルバリウム鋼板についての理解を深めてみてはいかがでしょうか?
↓前回のブログ
さて!前回のガルバリウム鋼板に続き今日はステンレス鋼板について語りたいと思います。
ステンレスとは皆さんの生活にもなじみ深い存在です。
例を挙げれば、台所の流しやスプーン、フォークなどが挙げられます。
今回お話するのは皆さんの身近にあるステンレスの特性についてお話させて頂きたいと思います。
オーステナイト系ステンレスの代表とも言えるSUS304系ステンレス
鉄に、クロムを18%、ニッケルを8%加えたもので、18クロムステンレスとも呼びます。
世界で使われているステンレスの約7割がSUS304という事から、どれだけ優れている素材かわかると思います。
全く錆びず、輝きも美しい素晴らしい素材です。
これはステンレスで作られた笠木板金です。
一番雨に晒される部分なので、耐久性に優れるステンレスをチョイスしました。
ステンレスはなぜ錆びないのか気になる方もいると思います。
それは前回のブログで書いた”不導体被膜”が関係しています。
ステンレスは表面に強力な皮膜を形成する能力があり、
これが常に表面に形成され続ける事により腐食する事はありません
これを”不導体被膜”と呼びます。
その錆びにくさや耐久性はガルバリウム鋼板よりも強く、鋼板の中では最強です。
最強の耐久性を持つステンレスですが、扱い方も最強に難しいです。
何が難しいかと言うと、持ち方ひとつでステンレスにキズをつけてしまいます。
たかが持つ、運ぶという、本当に基本な事でも商品にキズをつけてしまうという繊細な素材です。
その為、写真のようにピシッと貼るのは至難の業です。普通に持っただけで折れてしまうのですから・・・
建築板金で使われるステンレスは0・3mmほどの薄板で折れやすく、一度折り目が付くと二度と元には戻りません。
耐食性に優れ、見た目が美しいからこそ、細心の注意を払って施工しています。
いかがでしたか?ステンレスの凄さがご理解頂けたでしょうか?
ステンレスは万能の鋼板ですが扱いが難しいという繊細な材質です。
しかしながら、ステンレスの美しさは他では代替え出来ない程の物です。
弊社はステンレス加工に自信があります!!気になる方は是非ともご相談下さい!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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