こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは鏡のように美しく光る【艶ありガルバリウム鋼板】についてご紹介します。
という内容についてお話させて頂きました。
ガルバリウム鋼板というと、艶消しソリッドカラーのイメージが強いと思います。
現に弊社の取り扱う95%以上ものガルバリウム鋼板が艶消しタイプのカラーが多く
お客様のニーズも艶消しが殆どであるのが現状です。
なぜなら、艶ありのガルバリウム鋼板は日の光による反射が非常に強く
大きな屋根や外壁ですとピカピカ光って鏡のように多方へと反射します。
この反射光は他の建物へと強く光を反射するので、近隣住民の方々への弊害を防ぐためにも
艶消しタイプが多く使われる傾向にあります。
しかし、一部分のアクセントとしてはどうでしょうか?
弊社では敢えてアクセントに艶ありを採用する例もあります。
前回のブログでは、施工写真を元に艶ありガルバリウム鋼板の良さについてご紹介しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【ガルバリウム鋼板の笠木】という内容についてお話させて頂きます。
笠木というと洗濯物干しで役立つバルコニーの手すり上部に施工される役物の事を言います。
※役物とは建築用語で板金の構成部材の事を指して言います。
笠木は外壁の切れ目となる部分を覆い隠す役割があり
その名の通り 笠(被せるもの、傘、覆い隠して雨風日光を防ぐもの)という役目があり
木の露出を防ぎ、雨水の侵入を防ぐために笠を掛けて蓋をする…という役目がある役物部材です。
今回は笠木について一つご紹介したいと思います。
20年以上前は笠木の殆どはカラー鉄板、亜鉛メッキ鋼板、ブリキ板
と呼ばれる板金の鉄板で覆い隠して雨風の侵入を防いでいました。
しかしながら皆さんご存知の通り、古くなった亜鉛メッキ鋼板は錆びますので
アルミ製の笠木板金が主流となって来て、今日まで主流はアルミ笠木となっていました。
しかし、ガルバリウム鋼板が台頭してきた事で板金職人が手で織りなすオーダーメイド製の笠木が流行り始めました。
アルミ製の笠木は性能も施工性も良く、誰が施工しても安定して美しく施工が出来るように
メーカーが改良に改良を重ねてきた物ですので非常に良質な製品となっています。
しかし、ひとつだけ弱点があります。それは【形が決まってしまっている】という事です。
工業製品ですのでその時その時に合った形にしていては安定した精度での量産が出来ないので
ある程度形が決まってしまっているというのは仕方がない話です。
ですので家のデザイン性、家との色味の一体化、特別な形にこだわりたいという
唯一無二な家をお望みの方々にはガルバリウム鋼板が合うと思います。
ガルバリウム鋼板の強みは【その都度家に合わせて形を変えれる】という事と【数十種類の色から自由に選べる】
という事にあります。
デザイン性を重視した家が多い昨今、ローコスト住宅であっても、ハイコスト住宅であっても
笠木にガルバリウム鋼板が採用されることが多くなりました。
技術の進化も目覚ましく、昔は笠木は横から釘やビスにて締結していたのに対し
今では全く釘やビスが表に出ないように施工する方法が主流となっています。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
ガルバリウム鋼板の活用性、技術の進化によりもっともっとデザイン性の良い家を
また、住んでくれる方が満足できるような家を実現するため私たち職人は日々
施工方法の改善や挑戦を常にしています。
お客様から「こんな事できないの?」と職人に投げかけて見る事も手の一つだと思います。
そのような問いかけが思わぬイノベーションを生んでいく物だと私は信じています。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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