こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
以前のブログでは雨漏りはDIYで修理できるのかについてお話をさせて頂きました。
今流行りのDIYですが、
コストを抑える為にもご自分で修理しようと考えられる方がいらっしゃる事でしょう
そういう方の為に雨漏り修理のリスク、DIYで出来る範囲の内容について詳しく説明しています。
プロ目線ですので、厳しいことも書いてあるかもしれませんが閲覧してもらえると幸いです。
↓前回のブログ
さて、今回は家で雨漏りしやすい場所をご紹介したいと思います。
昨今のゲリラ豪雨の影響で、今までとは雨漏りの種類が変わってきています。
その点も踏まえプロが経験してきた情報をお届けしたいと思います。
皆さんのご自宅がこれから書く項目に当てはまるかどうか確認してみてはいかがでしょうか?
今まで私たちが見てきた中で一番雨漏りが多かった場所は谷板金の部分です。
切妻(きりづま)や寄棟(よせむね)のような単純な屋根だと谷板金は設置されていませんが、
複雑な形状の屋根だと瓦屋根、ストレート屋根、板金屋根、どれも関係なく谷板金は設置されます。
ここで注意して欲しいのが、銅板で谷板金を葺かれているお家の方は要注意です。
銅板は瓦屋根との相性が悪く、穴が空きやすい特徴があります。
↓銅板の穴あきの原因はこちら
銅板で谷板金が作られている家は雨漏りに注意して下さい。
雨漏りした際は信頼できる業者にすぐ連絡を!!
二番目に多いのは天窓、煙突周りです。
天窓や煙突は屋根に大きな穴を空けて施工するので、瓦や板金屋根が途中で途切れています。
その途切れを板金でカバーし、雨漏りを防いでいます。
上の写真はダミーの煙突で、四隅に板金を2重3重と重ねてシーリングをし、雨漏りを防止していますが、
古くなると経年劣化でシール材が劣化し雨漏りしやすい状態になってしまいます。
これは天窓も同じで、しっかりと雨漏り対策していても経年劣化によって雨漏りしやすい状態になる可能性は非常に高いです。
天窓や煙突の設置をされている家は早めに点検しておくことをお勧めします。
3番目は瓦棒です。瓦棒とは下の画像のような屋根です。
注意が必要な瓦棒は20年ほど経過した亜鉛鉄板で葺かれた屋根になります。
20年ほど経過した瓦棒は経年劣化で鉄板が錆びてしまい穴が空いてしまいます。
鉄板だけでなく、錆びた釘からも水が侵入して来る為、
最近のゲリラ豪雨により雨漏りとして水が侵入してくるパターンはこのような状況もよくあります。
このようなってしまうと雨漏りだけでなく、錆びた箇所から水が侵入してきた年数分下地が傷んでいると言っても過言ではありません。
また釘が錆びた状態だと掛かりが悪く台風や強風で板金屋根が飛んでしまう危険性もあります。
このような事故に繋がる前に早めに業者に診てもらう事をオススメします。
いかがでしたか?皆さんも自宅の雨漏りしやすい場所というのが気になっていたのではないでしょうか?
皆さんもこれを参考にしてご自分のお家の状態を見てみてはいかがでしょうか?
参考になったのであれば幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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