こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは瓦屋根の正しい雨漏り修理方法についてお話をさせて頂きました。
最近瓦屋根の現場では【間違った雨漏り修理の方法】を見かけます。
瓦屋根の雨漏り修理は特殊な技術が無ければ、雨漏りが治るどころか【更に酷くなってしまう】
と言う大きなリスクがあります。
皆さんに出来るだけ被害を避けてもらうためにブログに記事をまとめました。
気になる方は是非参考にしていただけると幸いです。
↓前回のブログ
さて今回のブログは【板金屋根とは何か?】についてのお話です。
皆さん【板金屋根】と言われると、「どのような種類があるのか?」「どんな物が板金屋根なのか?」
という風になりませんか?
そこで今回は写真や絵を交えて詳しく説明していきたいと思います。
板金屋根は、瓦屋根と違い鉄板を加工して作られた物です。
板金屋根は、昔ながらの家ならば下屋の屋根や庇などに使われ、屋根には瓦が葺かれていました。
しかし洋風の家が多い最近では屋根に板金屋根が使われる事が多くなりました。
メインである屋根に板金屋根が使われるようになった理由の一つとして【ガルバリウム鋼板】と呼ばれる錆びにくい鉄板が現れたからです。
ガルバリウム鋼板は寿命が非常に長いので、最近では昔ながら使われていた亜鉛鉄板は使われず
ほぼ100%ガルバリウム鋼板が使われています。
【ガルバリウム鋼板って何?】【亜鉛鉄板って何?】詳しく知りたい方はこちら!
板金屋根には様々な種類が存在します。
話し始めると非常に多くの種類があり話しきれない為
今回お話するのは頻繁に使用される板金屋根に絞って説明したいと思います。
立平葺き屋根は最近の新築に一番多く使われている板金屋根です。
勾配が殆ど必要なく、なおかつ雨漏りしにくい造りで
洋風の家に合わせれば見た目も非常に格好よく仕上がるので非常に人気が高い屋根です。
昔ながらの家はこの形式の屋根が多いです。
凸部の下には【心木】と呼ばれる木材が入っており、その上から鉄板を被せて施工します。
他にも三晃式瓦棒(さんこうしきかわらぼう)と呼ばれる葺き方の方法があり、こちらは心木が入っておらず
鉄板のみを被せ合わせて作る方式の瓦棒です。
昔の瓦棒は錆びて雨漏りしている現場が多いので、弊社では更に上から瓦棒を被せる【カバー工法】という施工を行うことが多いです。
カバー工法とはこのように上から新しい素材を被せて施工します。
既存の板金屋根を撤去をしないで施工を行うので
施工期間が短く撤去費用が浮くのでオススメの方法です。
私が描いた絵なので分かりにくいかもしれませんが
板金を階段状に重ねて葺かれる屋根です。勾配が限られる施工方法ですが
見た目が美しく昔の家では玄関屋根や下屋に施工される事が多い施工方法です。
更に最近では、高級感のある塗装に定評のあるガルバリウム鋼板が使われることで
更に美しい存在感を放つ施工方法になりました。
以上が使われる頻度の高い板金屋根の種類でした。
皆さんも周りの家を見てご自分の好みに合った葺き方を選んでみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?少しだけの紹介でしたが、板金屋根というものがご理解頂けたでしょうか?
最近は鉄板の開発が進み、瓦屋根と同程度までに寿命が伸びています。
次のブログでは板金屋根のメリットについてご紹介したいと思います。
板金屋根には沢山のメリットがあります。
気になる方は是非次のブログもご覧頂けると励みになります。
弊社ではどのような板金屋根も葺く事が出来ますので気になる方は是非ご相談下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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