こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは最近流行の板金屋根についてお話をさせて頂きました。
板金屋根には非常に様々な種類があります。
前回のお話は、その中でも特に使用頻度が高い板金屋根を3つ選んで説明しています。
気になる方は是非ご覧ください。
↓前回のブログ
さて、今回のブログは前回お話した板金屋根の続きになります。
前回のブログを見た皆さんは
【最近板金屋根の家が多い理由って何なのか?】
【板金屋根にするメリットとは何か?】
と思っている方もおられるかと思います。
そこで今回は【板金屋根のメリット】について詳しく説明したいと思います。
2011年の大震災から立て続けに大きな地震災害が起こりました。皆さん家の耐震について気になる方もおられるかと思います。
「屋根の話なのになんで地震の話が出るの?」皆さんそのように思われると思います。
比較として、瓦屋根は板金屋根に比べるとかなり重く、耐震の事を考えると葺く際には条件があります。
という二つの条件を揃えている必要があります。
条件を揃えていない瓦屋根の家は地震の揺れに耐えられない可能性があります。
なぜそのようになるかと言うと、屋根が重くなると重心が高くなるので地震の際に揺れが大きくなってしまいます。。
ですので屋根の重さに見合った家の造りが必要となってくるのです。
熊本地震の際も二つの条件のどちらかが欠けていたばかりに沢山の家が倒壊してしまいました。
ですので最近は屋根を少しでも軽くする為に板金屋根が非常によく使われています。
地震の話で板金屋根は軽いという話がお分かりになられたと思います。
そうです。板金屋根の最大のメリットとは【軽さ】にあります。
「実際にどのくらい軽いのか?」と皆さん思われる事でしょう
そこで参考として他の屋根材と比較してみます。
日本瓦の屋根(陶器瓦) 1坪あたり 約150kg~250kg
コロニアル屋根 (スレート屋根)1坪あたり 約72kg
ガルバリウム鋼板(板金屋根) 1坪あたり 約40kg
と、他の屋根材と比較してもかなり軽量だと言うことが分かります。
家の屋根を葺く際、瓦屋根では数十トンに対し、板金屋根は数百キロに抑える事ができるため家に掛かる負担はかなり軽減されます!
板金屋根は瓦屋根やスレート屋根と比べると屋根に勾配を取らなくても雨漏りしません
瓦屋根だと最低でも3寸勾配(角度にして22度)以上でないと雨漏りします。(雨の状況により3寸勾配でも雨漏りする場合があります)
それに対し板金屋根(立平葺き)(瓦棒葺き)であるとほぼ0寸勾配(角度にして0度)でも雨漏りしないという特徴があります。
つまりどのような勾配でも板金屋根だと葺くことが出来るということです。
その為屋根を平行に近い形に仕上げる事が出来るので家を箱型に近くすることが出来ます。
最近流行の箱型の家に板金屋根が使われている理由としては上記の理由になります。
いかがでしたか?以上が板金屋根のメリットとなります。
昔の板金屋根は亜鉛鉄板でしたので10年もすると「錆びる」「穴が空く」という大きなデメリットがありましたが
最近はガルバリウム鋼板と呼ばれる錆びにくい鉄板が開発され、寿命も20年以上持つようになりました。
「ガルバリウム鋼板って何?」「亜鉛鉄板って何?」詳しく知りたい方はこちら!
弊社ではどのような板金屋根も葺く事が出来ますので気になる方は是非ご相談下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
弊社のHP