こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは角樋と半丸樋の違いと選び方について話をさせて頂きました。
2つの雨樋には大きく分けて【デザイン】と【排水量】という違いがあります。
デザインは好みの問題もありますが、ここでは2つの雨樋のデザインの特徴について。
排水量に関しては、雨樋の役割として一番重要であるポイントを書いています。
雨樋の選択はおろそかにされがちですが、プロからの目線と知識を語らせて頂いています。
気になる方は是非ご覧頂けると幸いです。
↓前回のブログ
さて、今回は弊社、髙橋板金工業が拘り、使用している【最強のガルバリウム鋼板】の種類についてお話したいと思います。
「え?ガルバリウム鋼板って種類があるの?最強のガルバリウム鋼板って何?」そう思われる方は多いと思います。
私たちが使用しているガルバリウム鋼板は通常のガルバリウム鋼板とは全く違います。
その拘りと良さについてここで紹介したいと思います。
弊社の使用しているガルバリウム鋼板は日鉄住金鋼板が開発した特許素材【SGL】(スペシャルガルバリウム鋼板)を使用しています。
この鋼板はメーカーが公表値で、通常のガルバリウム鋼板に比べ3倍以上の耐腐食性を持つと言われている最高の素材です。
SGL鋼板(スペシャルガルバリウム鋼板)は通常のガルバリウム鋼板のメッキ構成にマグネシウムを配合させた素材です。
この素材は、海岸地帯など、金属にとって非常に厳しい環境下での使用でも
穴あきや腐食が25年間全く起こらない事が証明された素材です。
同じような環境下では、通常のガルバリウム鋼板では15年ほどしか持ちません
以上のことからSGL鋼板がいかに優れた素材かはご理解頂ける事だと思います。
SGL鋼板は通常の鉄板に【アルミニウム55%】【亜鉛を43%】【シリコン1.6%】【マグネシウム2%】を配合した溶融メッキ鋼板です。
アルミニウムには【不導体被膜】(錆から鋼板を守る皮膜を表面に形成する現象)
亜鉛には【犠牲防食作用】(鋼板の代わりに錆びて、鋼板を錆から守る現象)がありますが
マグネシウムには【不導体被膜】と【犠牲防食作用】をさらに活性化させる効果があります。
アルミの不導体被膜は形成に時間が掛かり、その間は亜鉛が鋼板の代わりに錆びて水と共に流れ出て行きます。
マグネシウムは亜鉛が過剰に流れ出ていく事を防止して表面に亜鉛の犠牲防食皮膜を形成する事を補助し
マグネシウムが繋ぎになる事でアルミの不導体被膜の組織が強固に形成されます。
このようにしてSGLは通常のガルバリウム鋼板では形成できない非常に強固な皮膜を形成します。
弊社は、このSGL鋼板が商品化されてからすぐに実用化し、お客様に提供してきました。
どのような環境下でも全く腐食せず、その性能は折り紙付きです。
気になる方は是非ご相談頂ければ幸いです。
いかがでしたか?最強のガルバリウム鋼板【SGL】の最強たる由縁がご理解頂けたでしょうか?
弊社がこの鋼板を採用している理由は【お客様に長く安心して家に住んで貰いたいから】です。
建築素材は日々進化しており、私たちは毎日新しい素材の情報に耳を傾けています。
これからもお客様に安心して、そしていつまでも笑顔で暮らして行ける家を作る為に
世の中に出回っている最高の素材を提供して行きたいと思います!!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
弊社のHP
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