こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは世界で最も良質なガルバリウム鋼板とは?という内容について話をさせて頂きました。
世界で最も良質なガルバリウム鋼板とは、日鉄住金鋼板が開発した特許素材【SGL】(スペシャルガルバリウム鋼板)の事です。
この鋼板はメーカー公表値で、通常のガルバリウム鋼板に比べ3倍以上の耐腐食性を持つと言われている最高の素材です。
この素材は、海岸地帯など、金属にとって非常に厳しい環境下での使用でも
穴あきや腐食が25年間全く起こらない事が証明された素材です。
同じような環境下では、通常のガルバリウム鋼板では15年ほどしか持ちません
以上のことからSGL鋼板がいかに優れた素材かはご理解頂ける事だと思います。
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さて、今回お話する内容は【板金屋根を葺いた家は暑いのか?】という内容でお送りしたいと思います。
鉄は熱伝導率が良く、【温まりやすく冷めにくい】特性があります。
その熱伝導率が良い鉄板が屋根に乗せられていると言う事は、どう考えても家の中が暑くなりますよね。
しかしながら、それは古いカラー鉄板や亜鉛メッキ鋼板に該当する事なので心配はいりません。
その理由を細かく説明して行きたいと思います。
板金屋根を葺いた家が暑いというのは古い考えです。
家の熱を外に逃がす技術は沢山研究が行われています。
更に、板金屋根に使用される鋼板も日々進化しており、簡単に暑くならないよう設計されています。
さて、次の項目ではどうやって鋼板が熱くならないようにしているのかを説明して行きたいと思います。
この画像はガルバリウム鋼板の塗装皮膜をカットモデルにしたイメージです。
この画像のようにガルバリウム鋼板には【遮熱塗装】といって熱伝導により鋼板が暑くなりすぎる事を防止する塗装が施されています。
(これは前回お話したSGL鋼板(スペシャルガルバリウム鋼板)にも使用されています)
この遮熱塗装の効果は絶大で、カラー鉄板や銅板が主流であった時代の施工では、真夏の昼間は手や膝を火傷してしまうほどでしたが
遮熱塗装が施されたガルバリウム鋼板では全く火傷することなく施工が出来るほど温度差があります。
これに家の設計段階で熱を外に逃がせるメカニズムを作っておけば
【板金屋根を葺いた家は暑い】とは絶対になりません。
いかがでしたか?今回のお話は皆様のお役に立てたでしょうか?
建築素材は日々進化をしています、今使われている遮熱塗料よりも更に性能の良い物が出てくる可能性もあります。
私たちは日々進化する建築素材の情報を常に集めていますので
良いものが出れば皆様に情報を発信して行きたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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