こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、【雨樋修理はどこに頼むのか?】雨樋のプロについて詳しく解説します。
という内容についてお話をさせて頂きました。
「家を建てたり修理するお仕事は大工さん!」
そのように思われている方も少なくはないと思われます。
雨樋の修理においても同様のように思われているかもしれません
しかし、建築業は分業制でありそれぞれの分野においての職人がいます。
大工さん、サイディング屋さん、水道屋さん、クロス屋さん・・・
挙げればキリがない程のプロフェッショナルの職人がいます。
そこで、聞かれる事の多い雨樋修理の業者について解説させて頂いています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【雨樋施工に必要な材料】という内容になります。
雨樋がどのようにして軒先に納まっているかご存じない方も多いのではないでしょうか?
特に最近主流となっております【角樋】においては
雨樋金具が見えない形になっておりますので
どのようにして軒先に固定されているのかが分かり難くなっています。
そこで今回は雨樋の必要材料について解説して行きたいと思います。
雨樋を軒先に取り付ける為には、まず金具を取り付ける必要があります。
軒樋の中に透明な吊り具が見えるでしょうか?
これが軒樋の本体を固定している金具です。
最近の角樋は殆どのメーカーが内側に金具が固定されます。
この金具と勾配を合わせて水が流れるように設置します。
※角樋用と丸樋用がありますのでお間違えないよう注意して下さい
軒金具の次に必要となってくるのが軒樋、継手、上合、止まりです。
順番に説明して行きたいと思います。
この画像は【株式会社デンカ:クリアールシリーズ】の角樋となっております。
クリアールシリーズについて詳しく知りたい方は下のリンクから!
軒樋1本の規格は角樋 半丸樋どちらも3.6mとなっております。
その家に必要な長さを計算して発注しています。
継手は雨樋と雨樋を繋ぎ合わせる為の部品です。
軒樋の本数が分かれば雨樋の継手がいくつ必要なのかも数えておきましょう!
3.6m以上の軒樋には上記の写真のような継手が必要となってきますので
注文の際はお忘れなく!
※角樋用と丸樋用がありますのでお間違えないよう注意して下さい
上合は次の画像のような部品です。
軒樋と竪樋を繋ぐ際上合(じょうご)は必ず必要となります
軒樋と竪樋が繋がる場所が何箇所あるか数え
注文の際は忘れないようにしましょう。
※角樋用と丸樋用がありますのでお間違えないよう注意して下さい
【止まり】と呼ばれる軒樋の端をふさぐ蓋が必要です。
軒樋の端には必ず必要となってきますので
正確な必要個数を発注しておきましょう
※角樋用と丸樋用がありますのでお間違えないよう注意して下さい
軒樋の設置が完了したら竪樋(たてどい)の施工に入ります。
竪樋は【竪樋金具】または【でんでん】と呼ばれる金具を用いて外壁に取り付けられます。
このような金具を外壁に直で打ち込む事により竪樋を固定します。
※角樋用と丸樋用がありますのでお間違えないよう注意して下さい
竪樋には軒樋を取り付ける場合とは違う部品が必要です。
竪樋は軒樋で集めた水を外部に排出する為の雨樋です。
角樋と丸樋の2種類があります。
竪樋は軒樋と違い本体とは別に【エルボー】と呼ばれる曲がった継手が必要となります。
曲がりの数だけ必要となりますので数え間違いに注意して下さい。
角樋用のエルボーと丸樋用のエルボーがありますので発注間違いにお気を付け下さい。
竪樋を施工する際も長さが足りない場合は【竪継手】が必要となります。
こちらもエルボー同様に角樋用と丸樋用があります。
発注間違いにはお気を付け下さい。
継手や止まりを固定する為には専用のボンドを必要とします。
このボンドを付けないで施工した場合は強風や雨などで雨樋が外れてしまいます。
施工の際は忘れずにボンドを付けましょう!
いかがでしたか?雨樋修理、雨樋交換の際の参考になったでしょうか?
DIYが流行っている昨今
雨樋の修理をご自分で行う方の参考になればと思いブログを綴ってみました。
しかし、雨樋修理、雨樋交換は奥が深く、見ている以上に難しい仕事ですので
少しでもご自分で行われる事をためらう方は
プロに頼った方が安全で安心となります。
ご自分で行われる方については自己責任となる作業ですので
くれぐれもお気を付け下さい。
弊社の方では雨樋工事、各種板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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