こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、【アルミニウム製の屋根】そのメリットについて
という内容についてお話をさせて頂きました。
近年多くみられる金属屋根材として、ガルバリウム鋼板が挙げられますが
実はその他にも特筆すべき金属屋根材があります。
それが【アルミニウム屋根材】です。
「アルミの屋根??そんなもの見たことがない」
「軽すぎて台風の時飛ばないか心配だよ」
と思われれる方もいらっしゃるかと思います。
実は知られていないだけで意外とアルミ屋根は使われています。
前回のブログでは、そのメリットについてご紹介しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【アルミニウム屋根のデメリット】についての内容となります。
前回のブログではアルミニウム屋根のメリットについて取り上げさせて頂きました。
全ての屋根材にはメリットとデメリットの両面があり
その中でもご自分の家と好みに合った屋根材を選択する必要があり
そのデメリットを補うように家を作る必要があります。
今回お話するアルミニウム屋根についても同様で
メリットばかりに思えてもデメリットとなる部分が必ず存在してしまいますので
そんなアルミニウム屋根のデメリットについて今回はお話していきたいと思います
最後までご覧いただけると幸いです。
アルミニウム屋根は強度の面で不安が残ります。
必ず被害を受けるという訳ではありませんが
アルミニウム成型品の棟板金は強度が低く
台風や強風の被害に合いやすい事が分かっています。
上記の写真ではまだ被害を受けていませんが
写真の施工では釘打ちの数が少なく、この状態ですと
次の台風や突風には耐えられない可能性があります。
実際に関東の台風被害では
アルミニウム製の棟板金がかなりの数被害を受けており
従来のガルバリウム鋼板やステンレス鋼板での施工とは違う
特殊な施工方法を行う必要があります。
前回のブログでお話させて頂いた通り
アルミニウム屋根は非常に錆に強い屋根だという事が挙げられますが
その反面、釘(またはビス)や役物はSUS304系ステンレス製を使用しなければなりません。
仮に釘(ビス)を鉄製、役物をガルバリウム鋼板製で施工を行うと
【電食】という現象が起こり、釘(ビス)は10年、役物は15年経つと
ボロボロになるまで錆びてしまっています。
SUS304系ステンレスだと電食現象は殆ど起こらない為
長持ちする屋根を葺く事が出来ます。
アルミニウム屋根は非常に高価です。
ガルバリウム鋼板で屋根を葺く場合
4000円~5500円/平米 という値段が相場です。
これに対しアルミニウム屋根は
20000円~25000円/平米 という値段になり
ガルバリウム鋼板に比べて約5倍と非常に高価な事がわかります。
いかがでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
長持ちで非常に優秀な屋根材であるアルミニウム屋根ですが
上記に書いたようなデメリットが存在しています。
しかしながら、【キチンとした施工】【材料のグレードを落とさない】
この事を守って施工すれば殆どメンテナンスも必要としない、かつ
耐震に優れた軽量な屋根を葺く事が出来ます。
お客様のニーズに合った屋根材であれば非常に高価ですが
葺いてみる価値は十分に存在する優秀な屋根だと言えます。
弊社では、雨樋工事、各種板金工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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