こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、笠木板金の下地を最大に長持ちさせる【フラッシングシート】について
という内容についてお話させて頂きました。
皆さん笠木板金とはどのような物かご存知ですか?
笠木板金は陸屋根やバルコニーなどの外側に組付けられる板金で
室内に水が浸入する事を防止している板金です。
この板金の下地には木が打ってあり、その木に笠木板金を固定しています。
笠木板金は昔から湿気を溜めやすい場所として知られており
どのようにして下地の木を長持ちさせるか
かなりの苦戦を強いられる場所でした。
前回のブログでは、湿気問題を解決する素晴らしい製品をご紹介しています。
ご興味のある方は最後までご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【瓦棒葺きと立平葺きのデザイン性】という内容についてお話させて頂きます。
最近の日本には洋風のお家が多く普及しており
それに応じて屋根のデザインも進化してきました。
なぜ洋風のお家が一般普及してきたのかと言うと
和風の家はデザインに曲線が多く、施工にも特別な技術を必要とし
どうしてもコストが掛かってしまうので
今では高級住宅=和風の家、というイメージが定着してしまいました。
一方洋風の家はデザインを極力シンプルに抑えた造りで
施工も和風ほど手間が掛かりません
ですから現在では和風の家に合うデザインの屋根は廃れて来ています。
今回はその代表格とも言える【瓦棒葺き】と【立平葺き】
についてデザイン性の違いから詳しく解説します。
瓦棒葺き屋根は立ち上がりと呼ばれる屋根の凸部分が太いデザインです。
このような大庇などを和風の家でも見かけるのではないでしょうか?
和風の家は昔ながらの瓦葺き屋根が多く
瓦のデザイン自体も厚みのある凝ったデザインが多いので
凸部分が太くて厚みのあるデザインの瓦棒葺きは
必然的に和風屋根に合うデザインとなります。
立平葺き屋根は凸部分が非常に細くシンプルなデザインです。
施工性も瓦棒葺き屋根に比べると簡素になっており
最近では流行の屋根です。
どんな緩い勾配でも葺く事が出来、勾配によっては屋根に足場を掛ける必要性がありません
また、成型機によって1体物として成型する為
瓦棒に比べると工事の工期を短く短縮する事が出来ます。
立平葺きは洋風に良く合いますが、色の選択によっては
和風にも合わせる事の出来るデザインで、幅広い屋根への対応が可能です。
後は皆さんの好みによりますが
屋根改修工事を行う方はどちらの屋根が好みかどうかで
業者に相談してみましょう!
いかがでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
最近は瓦棒をめっきり見ないという業者が多く
私たちも殆どが立平屋根に移り変わってきました。
しかし、そのデザインの好みによってお客様が選ぶ屋根ですので
全く施工しなくなるという事はないと思われます。
後は好みによりますが、知識の一つとして頭の片隅にでも入れておいて頂けると幸いです。
弊社は、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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