こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、台風が来る前に確認すべき必須項目【野地板の腐り】について
という内容についてお話させて頂きました。
野地板は屋根材の下地となる板の事で、屋根材を屋根に締結している重要な部分でもあります。
屋根の断面は【下地(野地板)】➡【ルーフィング】➡【役物(唐草など)】➡【屋根材】
の順に屋根の骨組みに縫い付けられています。
屋根の骨組みに対して最初に縫い付けられているモノ
それが【屋根下地】や【野地板】と呼ばれている場所です。
野地板が無い、もしくは機能していない屋根は、屋根材の締結力が無い状態になり
台風時に屋根材が吹き飛んだり、台風でなくても日常の突風で屋根材が外れます。
前回のブログでは、そのような事例を実際に私たちが合った現場の写真と
そのストーリーをご紹介しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【火災保険代行サービスの注意事項】についての内容となります。
火災保険とは、【風災】【雹災】【水災】【地震災害】などの自然災害に置いて
事前に選んでおいたオプション項目に応じて
被害に合ってしまった箇所の修理費用を補填してくれるという保険です。
【火災保険】という言葉で間違えられやすいのですが
決して火災だけで降りる保険ではないという所が勘違いされやすいポイントです。
今回のブログでは【火災保険】を使用するに当たっての注意事項、特に
最近サイトなどの広告で見る【自己負担ゼロで100万円降りる】
などを謳っている火災保険申請サポート業者への注意喚起も書いていきたいと思います。
火災保険は【自然災害によって被災し保険契約の適用内】という条件で使う事が出来ます。
実際に被災して、保険契約上の上限金額もあれば問題なく使えるのですが
最近では【火災保険申請代行サービス業】という業者が増えてきています。
その中で私たちが実際に直面したトラブル事例をご紹介したいと思います。
私たちが個人のお客様から台風時期後に連絡を頂き、屋根の修理に駆け付けた現場がありました。
その現場では雨樋が破損し、瓦はズレ、ヨドプリント外壁も災害にて落下してきた瓦より酷く破損していました。
被災状況を聞くと火災保険が使える事案だったので【火災保険適用】を提案しました。
ですが、すでに火災保険は【火災保険申請代行業者】によって申請されており
総額で124万円降りた後だったのです。
そしてその金額の半額である62万円を代行業者に渡してしまい
「残りの62万円で修理業者に依頼してくれ」という状況だったのです。
修理まで行ってくれると思っていた施主様は抗議したようですが
「契約書には申請代行までしか行わないとなっている」
と言われた為、諦めて62万円を渡した後ご自分で業者を探されたそうです。
また、代行サービスを呼ぶ前には降りた保険料の半額を請求されるとは思っていなかった為
62万円で家の修理が出来るのか非常に不安な状況でご連絡してきたとの事でした。
私たちも話を聞き、そのような業者に怒りが込み上げて来ました。
その為、危険ではありますが今回は何とか足場を立てずに作業できそうな環境でしたので
低予算を目指し、足場を掛けずに全ての瓦のズレ補修作業と破損した雨樋交換を行い
施主様の希望もあって色違いのヨドプリント外壁への貼り替えを行いました。
予算以内での工事が遂行出来た為、施主様も大変喜んで頂き良かったのですが
実際にこのような業者も存在しており、私たちも日々注意喚起をしている状態です
中々未然に防ぐ事は難しく、今回のブログは皆様にも知っておいて欲しい事例だと思いブログにて綴らせて頂きました。
いかでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
今回ご紹介した内容は、火災保険申請代行サービスの業者自体が悪という訳ではなく
という点が問題だったと思います。
どのような業者にも言える事ですが
【お客様が求めている事が私たちのやるべき仕事】
という事を忘れている人が多いのではないかと思います。
代行サービスであろうとも今後お客様に寄り添った仕事をして頂ける事を祈っています。
弊社は、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
弊社のHP