2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、【瓦のラバーロック工法編】悪徳業者が行った工事について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
瓦屋根は日本の伝統的な屋根を彩ってきた、歴史のある優れた屋根材です。
日本人である私たちは日頃から見慣れた存在として誰でも知っている屋根材だと思います。
瓦屋根は太古から使用されているだけあり、その性能は段違いに優れており
最強の釉薬瓦では６０年以上の耐久性を誇ります。
また、時代を経るごとに洗練されてゆき、その時代に合った工法として変化をして来た故に
バリエーションも豊富で現代のオシャレな家に合わせた瓦も沢山存在しています。
しかし優れた瓦屋根であっても施工次第で能力を発揮出来ないようになってしまいます。
前回のブログでご紹介している内容は、新築当初から施工されている施工不良ではなく
増築、改築、補修工事などが行われた後の間違った施工方法です。
皆さんの家が該当していないか？このブログを参考にしていただければ幸いです。
今回お話する内容は【雨漏りの原因を作る落ち葉】という内容についてお話させて頂きます。
皆さんのお家はどのような立地環境に晒されているでしょうか？
屋根は立地条件によってメンテナンス方法、清掃方法などが変化し
定期的な点検を行う必要があります。
海に近い場所で板金屋根の場合ですと、塩害で屋根の錆が顕著になりますので
定期的に穴あきや錆が増えていないかを点検する必要があります。
上記の内容は皆さんもご想像が付くと思いますが、今回のブログでご紹介する内容は
山奥や、林に隣接するお家の場合に行うべきメンテナンス方法となります。
このメンテナンスは雨漏りに直結する大事な内容ですので
林が隣接する住居にお住いの方は目を通して頂けると幸いです。
こちらの画像をご覧ください、この家は住居の隣に山が隣接しているお宅で
長年に渡り落ち葉が屋根の上に蓄積された状態でした。
軽量瓦で施工された屋根は間に谷板金が設置されており、本来ならば
雨が降ると谷板金の中を水が流れて外に排水される造りになっています。
しかし、ここまで蓄積された落ち葉の下の層にあたる部分は腐葉土になっており
屋根から流れて来た水、谷板金から流れて来た水、両方をせき止める形で阻害してしまっていました。
当然ですが、この状態になった上で瓦の下のルーフィングが寿命を迎えると
雨漏りしてしまう事になります。
雨樋も屋根も同じで、落ち葉や土が排水経路を妨げてしまうと
本来の設計上の性能を発揮する事は出来なくなります。
上記のように腐葉土が詰まって雨漏りすると湿気が抜けきらない状態になりますので
シロアリ被害の原因となり、気づいた時には手遅れ・・・という事になりかねません
下地材のみの浸食ですと、下地材からの葺き替えで済みますが
屋根の垂木や桁まで蟻被害に合ってしまうと、家の建て替えをせざるを得ない状況になる恐れがあります。
そうならない為にも定期的な清掃や点検を行い、排水経路の正常化を図る
という事を強くオススメしたいと思います。
いかでしたか？今回のブログは皆様のお役に立てたでしょうか？
屋根にとって、排水経路の正常化というのは、屋根を守る為の生命線で
何よりもまず確保しなければならない重要な項目です。
今回ご紹介した屋根は稀な案件ではありません
都心から離れた自然に囲まれた多くの住宅が
屋根の落ち葉の蓄積に気づかず放置されている事が多いです。
皆さんは家が深刻なダメージを負ってしまう前に屋根のメンテナンスを行う
という事をオススメします。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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