こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、【瓦棒葺きは雨漏りする!?】その原因とよくある勘違いについて詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
皆さんは瓦棒葺きという屋根をご存知でしょうか?
最近の板金屋根は立平葺きが主流で殆ど見かけなくなったので
最近の新築屋根で葺かれる事の多い板金屋根は7割以上が立平葺き屋根となっております。
瓦棒葺き屋根は立平葺き屋根が主流となる以前のカラー鉄板の時代から存在する施工方法です。
一昔前の板金屋根と言えば【三晃式瓦棒葺き】という鉄板同士を折り込んで木材不要とした瓦棒が主流でした。
しかし、今の新築物件では殆ど使われる事はありません。
その理由として【雨漏り】が例に上がります。
前回のブログでは瓦棒葺き屋根がどのようにして雨漏りするのか?
という内容について詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【汚れの目立たない板金屋根の色】という内容についてお話させて頂きます。
新築を建てる際に屋根の色合いについて選択できる余地がある場合は色選びに夢中になると思います。
わたしにも経験がある事ですが、お部屋のクロスの色
フローリングの色、外壁の色、雨樋の色・・・etc・・・
選び始めるとキリがないのが新築住宅の楽しみでもあり、悩みどころです。
特に、内装のクロス壁紙は種類が数えきれないようなバリエーションが用意されており
他の家とは一風違った色合いや拘ったデザインを選んでみたいものですよね!
屋根の場合も同じですが、幸い板金屋根はクロス壁紙のような豊富な種類はありませんので
おのずとデザインは決まってきます。
しかし、選ぶ屋根の色によっては非常に汚れが目立ってしまう色という物も存在します。
そこで今回は【汚れが目立たない屋根の色】という内容を
様々な屋根を取り扱ってきたプロの目線でご紹介させて頂きたいと思います。
ご興味のある方は最後までご覧いただけると幸いです。
黒、白、といったカラーは最近の新築では非常に人気があり、奇抜な存在感を出さずに
建物全体としてまとめあげてくれるような美しい色合いです。
ところが、新築や改修工事が完了したばかりの状態であれば非常に美しい状態を保ちますが
ひとたび雨や雪で汚れが堆積してしまうと、元のカラーが自然色にない色の為
汚れの部分だけが非常に目立ってしまい、古くなった屋根材のような印象になってしまいがちです。
特に白の屋根材を選択された方々は、後々になって
「別の色にしておけば良かった・・・」と後悔されている方が多いのは事実です。
こうならない為にはどの色を選択すべきでしょうか?
まずは施工事例として汚れが目立ちにくい板金屋根をご覧ください
こちらは銀黒の立平葺屋根の写真です。この前に1度雨が降って表面が汚れていますが
写真では全くといっていいほど汚れが目立ちません
こちらは銀色の立平の写真です。
屋根の拭き上げ前の写真で足跡や汚れが残っている状態にもかかわらず汚れが目立ちません
瓦棒葺きの場合も同様に雨が降って汚れが付着していても汚れが目立ちません
次は特にお勧めしたいカラー【深茶】です。
私たちはガルバリウム鋼板の最高素材【SGL】を使用して施工を行いますが
その際に使用する【トーカイカラー いぶき 深茶】と言うトーカイカラー様の茶色を使用します。
この素材は他のメーカーのガルバリウム鋼板の茶色と違い、深い色合いを出してくれる色であり
雨が降っても汚れていても汚れが目立ちにくいという優れた素材です。
上記の写真は仕上げの拭き上げを行う前の写真で、チリやホコリが乗ったままですが
汚れが目立ちにくいというカラーです。
本来ならば濃い色ほど後の汚れが目立ちやすい傾向にありますが
この深茶は自然色に近い色をしている為汚れが目立ちにくいという特徴があります。
いかでしたか?今回のブログは皆様のお役に立てたでしょうか?
「せっかく新築を建てたのだから、いつまでも綺麗な状態を保ちたい」
皆様はこう思われるのではないでしょうか?
自分も同じ気持ちだったのでその気持ちが良くわかります。
しかし塗装を施している以上、経年劣化にはどうしても勝てません
ならば出来るだけ劣化や汚れが目立たない色をオススメする事が私たちの役割でもあります。
今回のブログが皆様のマイホームライフのお役に立つことが出来たのならば幸いです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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