こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、新築木造住宅に良くある【在来工法と2×4工法の違い】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
【在来工法】【2×4工法】どちらも聞いたことのない方もいらっしゃる事かと思います
現在日本で建つ木造住宅の殆どがこの2つの工法が採用されて建てられています。
在来工法は日本古来から続けられてきた伝統工法である【軸組み工法】と呼ばれる工法を
現代の建築技術に当てはめて改良された工法です。
明確に伝統工法と在来工法を分けられたのは1950年頃となっております。
現在の我々が新築木造住宅で一番目にする木造住宅の工法です。
対して2×4工法は【枠組み工法】と呼ばれ、在来工法とは造りが全くと言っても良い程違います。
材料はSPF材と呼ばれる外国品種の柔らかい木が使用されて建てられることが多く
アメリカでは93%のシェアを誇っている工法です。
最近では洋風の家が多くなってきており、2×4工法に適した工法が多くなってきました。
前回のブログでは、2つにはどのような違いがあるのかについて詳しくお話しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【在来工法と2×4工法の耐震性】という内容についてお話させて頂きます。
【耐震性】それは日本に住んでいる人々にとって
家を建てる際に最も重要性の高いポイントの1つとして気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
耐震性を重要視する風潮は阪神淡路大震災から急激に進み
瓦屋根は使用しないという工務店も現れるほど、家全体の重量バランスを気にするようになって来ました。
家の躯体構造も同じで、現代の建築では【耐震等級2以上】を必ず確保するような家造りが行われています。
耐震等級とは1~3等級までの段階に分かれており
耐震等級1は、建物として最低限の耐震レベルを確保した建物であると名義される為
最低でも耐震等級は2以上を確保したい所です。
そこで今回は、巷でよくある勘違いの一つとして【木造住宅は2×4工法の方が耐震性能が高い】
と言う内容についてお話して行きたいと思います。
よくある勘違いとして質問される事が「在来工法は2×4工法に比べて弱いの?」という内容です。
答えを申しますと【構造計算をしっかり行った設計だとどちらも変わらない】という事が事実です。
在来工法と2×4工法、どちらの木造建築技術も躯体の求められる構造強度は【剛構造】だからです。
地震が起きた際は、しならずに躯体の全体へと力を逃がすような硬さを求めた剛性構造
それが在来工法と2×4工法どちらにも求められている強さです。
ですのでビル建設技術のようにしなったり、免震構造になっておらずに剛性で耐える構造
どちらにも同じような構造技術が求められているので
設計段階でミスをして設計していなければ、どちらの工法も耐震等級3も取る事が出来る
そのようになっております。
ですので、新築を建てる際にはその建物が耐震等級いくつになって設計されているのか?
これを重要視して見る事が大切となって来ます。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
在来工法と2×4工法の2つとも、結局は設計の段階での構造計算によってほぼ全てが決まります。
新築を建てる際の工務店の方々が細かく説明してくれるはずですので
気になる事はズバリと聞いていく事が大切になります。
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工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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