こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、在来工法と2×4工法の【耐震性】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
【耐震性】それは日本に住んでいる人々にとって
家を建てる際に最も重要性の高いポイントの1つとして気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
耐震性を重要視する風潮は阪神淡路大震災から急激に進み
瓦屋根は使用しないという工務店も現れるほど、家全体の重量バランスを気にするようになって来ました。
家の躯体構造も同じで、現代の建築では【耐震等級2以上】を必ず確保するような家造りが行われています。
耐震等級とは1~3等級までの段階に分かれており
耐震等級1は、建物として最低限の耐震レベルを確保した建物であると名義される為
最低でも耐震等級は2以上を確保したい所です。
そこで前回のブログでは、巷でよくある勘違いの一つとして【木造住宅は2×4工法の方が耐震性能が高い】
と言う内容について詳しくお話しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【SPF材とシロアリ】という内容についてお話させて頂きます。
【SPF材】とは何?と思われる方もいるかと思います。
【SPF材】とは外国品種のパイン、ホワイトウッドと呼ばれる木を加工した物の事です。
これらの木は成長が早く、木素材自体も柔らかい為加工が行いやすい事が特徴で
価格を下げて販売する事が出来る素材です。
現在2×4工法に最も適した素材としてホームセンター等でも販売されています。
特殊な物を除いて、2×4工法では多くがSPF材を採用しています。
価格を抑えた状態で2×4工法を行えるという事は
2×4工法の特徴でもある【工期を短縮する事が出来る】という特徴と相まって
かなりのコスト削減を期待できます。
最近2×4工法の木造住宅が増えてきたのは上記の理由が強いように感じます。
一見するとメリットの多い工法に思えますが、もちろんデメリットも存在します。
今回は2×4工法のデメリットについて詳しく解説して行きたいと思います。
実際にSPF材を使用した物件を見てみましょう。
上の写真は半鉄骨、半木造という珍しい物件でした。
木造部分に使用されていた木材は全てがSPF材でした。
殆どがシロアリに食いつぶされていて、とてもではありませんが修復は不可能な状態でした。
ホワイトウッド系のSPF材は非常に柔らかい繊維となっており
しっかりと対策していかなければ簡単にシロアリに食べられてしまいます。
その為、新築を建てて5年を経過した方々は再度シロアリ被害専門の業者に依頼して
しっかりと対策を取っておく事が重要となります。
国産の杉は繊維質で硬く、シロアリは好んで食べようとはしません。
しかし、水分を含んだ状態が長く続く、または湿気が留まり続けるなどの条件が重なると
国産の杉であってもシロアリ被害に合ってしまいます。
第一条件として雨漏りの放置は厳禁!また、しっかりとした換気システムの導入や点検
国産杉であっても定期的なシロアリ被害対策は必要となってくるでしょう。
気になる方は1度専門業者に相談してみてはいかがでしょうか?
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
シロアリ被害は非常に怖いもので2×4工法の新築を建てたという方々はお気を付けください。
家の換気システムが高性能であっても1部分に湿気が溜まってしまうという事は良くあります。
2×4工法の住宅の方は特にシロアリ被害の対策を取っておく事をオススメします。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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