こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、2×4工法はシロアリに弱い!?【SPF材】とシロアリについて詳しく解説します
という内容についてお話させて頂きました。
【SPF材】とは何?と思われる方もいるかと思います。
【SPF材】とは外国品種のパイン、ホワイトウッドと呼ばれる木を加工した物の事です。
これらの木は成長が早く、木素材自体も柔らかい為加工が行いやすい事が特徴で
価格を下げて販売する事が出来る素材です。
現在2×4工法に最も適した素材としてホームセンター等でも販売されています。
特殊な物を除いて、2×4工法では多くがSPF材を採用しています。
価格を抑えた状態で2×4工法を行えるという事は
2×4工法の特徴でもある【工期を短縮する事が出来る】という特徴と相まって
かなりのコスト削減を期待できます。
最近2×4工法の木造住宅が増えてきたのは上記の理由が強いように感じます。
一見するとメリットの多い工法に思えますが、もちろんデメリットも存在します。
前回のブログでは2×4工法のデメリットについて詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【ウッドショック】関する内容についてお話させて頂きます。
現在【ウッドショック】と呼ばれている材木の値段が急激に高騰する現象が起こっています。
現在もその状況が続いており、木造新築を建てる際の大きな値段高騰を招いています。
材木自体の値段はまだ落ち着かず、現在では【構造用合板】いわゆるコンパネも値段が高騰しています。
このように材木の値段が高騰する際、構造用合板にまで影響が出るような状況は非常に稀で
本当に国内外問わず、材木が不足している状況なのだという事がうかがい知れます。
ではウッドショックとはどのような状況で引き起こされているのか?
なぜここまで値段が高騰しているのか?を詳しく解説したいと思います。
なぜここまで材木の値段が吊り上がったでしょうか?
それは去年のコロナの影響で一時は停滞したアメリカ、中国などの諸外国の材木市場が
経済活動を再開した際、輸出に手が回らない程に国内需要が上がってしまい
日本に材木を輸出する余裕が無くなってしまった。
という事が発端となります。
結果、輸入材不足となった日本の材木市場は、国産杉に需要が殺到してしまい
元々供給能力が低い国産材木が、一気にインフレ状態となりました。
国内の材木素材である丸太、現在では丸太の激しい争奪戦が繰り広げられています。
なぜなら、元々日本は木材供給の殆どを輸入に頼っています。
2000年程には国内供給量が18.2%、2015年から2019年には供給量が高まっていますが
それでも国内の材木供給量は37.8%程度です。
なぜ日本には山林が多く、自然が豊かなのにここまで供給力が低いのか・・・
それは日本が抱えている深刻な【労働力不足】が関係しています。
材木が存在していても製材する業者が少なく、どこも人手が足りていない為
このような状態が起こっています。
新築値段が高騰している状態が1日でも早く終息してくれる事を切に願います。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
【夢のマイホーム】の実現を考えておられる方には現在の状況では非常に厳しく
二の足を踏んでおられる方々も沢山いらっしゃるのではないかと思います。
我々も同じで、材木の供給が低いので業者間での取り合いが始まっています。
1日も早くこの状況が落ち着いてくれる事を願います。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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