こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
最近は身近な人がオミクロンに罹ったりと、非常に危うい状況が続いています。
私も一応検査を行いましたが陰性で一安心しました。
建築現場では人が集まる為、油断が出来ない状況ですので
どこの工務店やホームメーカーも対策を練っています。
皆さんもお気を付けてお過ごしください。
前回のブログでは、急激な材木高騰!!【ウッドショック】は何故起こったのか?データを交えて詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
現在【ウッドショック】と呼ばれている材木の値段が急激に高騰する現象が起こっています。
現在もその状況が続いており、木造新築を建てる際の大きな値段高騰を招いています。
材木自体の値段はまだ落ち着かず、現在では【構造用合板】いわゆるコンパネも値段が高騰しています。
このように材木の値段が高騰する際、構造用合板にまで影響が出るような状況は非常に稀で
本当に国内外問わず、材木が不足している状況なのだという事がうかがい知れます。
前回のブログでは、ウッドショックとはどのような状況で引き起こされているのか?
なぜここまで値段が高騰しているのか?を詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【建築材料インフレーション】という内容についてお話させて頂きます。
前回のブログでお話した通り、現在ではウッドショックが起こり建築現場では大混乱が起こっています。
木材の異常な高騰で新築の値段が上がってしまっているという現実で
木材が手に入らないという現場も存在するほどに深刻な状態が起こっています。
もちろんですが、材料が手に入らないという事は工期も伸びてしまい
施主様には大きな迷惑を掛けてしまう事になります。
その為、各工務店は材料を確保する為価格競争に陥ってしまい
現在の値段が異常に跳ね上がってしまうという現状となっております。
ですが、値段が高騰してしまったのは木材だけではありません
今回はこの材料のインフレーションについて詳しくお話して行きたいと思います。
木材に続き板金素材であるガルバリウム鋼板の値段が異常に高騰しています。
また、ガルバリウム鋼板だけでなく、窓サッシ、金属金具、建付け金具など
あらゆる金属製品が高騰してしまっています。
去年は10%~20%ほど値上げされ、ここ30年を振り返ってみても類を見ない値上げです。
なぜここまで金属の値段が高騰してしまったのか?
それは現在のコロナ禍の影響が強いと言われています。
値上げの理由はコロナ禍の中で各金属供給メーカーや商社が
コスト削減の為に、在庫状況の目減らしを行い在庫コストを下げました。
もちろん金属供給メーカー、商社は外国にも輸出を行っていますので
普段では大量の在庫を抱えて充分に在庫を確保していますが
コロナ禍では売れない物を在庫するにはコストが掛かるので在庫を減らす事は当然の結果です。
しかし、世界では日本よりもいち早くワクチンの接種が始まり経済活動が活発化しました。
世界でも急激に経済活動が始まった為反動が大きく、どこも材料不足のインフレ状態・・・
後手を踏んだ日本は在庫を増やす事が出来ない状況で海外からの注文が殺到しました。
もちろんですが、材料不足と供給能力を大きく上回る需要は物の値段を上げてしまいます。
そうした中で日本でもワクチンの接種が始まり、経済活動が動き出しました。
もちろんメーカーも商社もその状況に対応するだけの生産能力は持ち合わせていない為
どこのメーカーも品薄状態となっており、値段は自ずと上昇してきます。
結果【メタルショック】と呼ばれる程の値段高騰を招いてしまいました。
今回の内容は日本の建築業界に大きな衝撃が走っています。
1日も早く状況が終息して安心して家が買える時代になってくれるように願います。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
デフレが続いている日本での建築材料の値上げは我々の生活に大きなダメージを与えます。
一刻も早くこの状況が収まってくれる事を願うばかりです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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