2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、【寄棟屋根編】屋根の形状の役割と意味について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
皆さんは屋根の形状について考えたことはありますか？
新築を建てた事がある方は自宅の屋根の形状名は
ご存じあるという方はいらっしゃると思います。
屋根の形状には様々な種類があり、また名称も非常に沢山ありますので
知らない屋根の名所もあると思います。
更に、なぜその形状が採用されているのか？という詳しい内容まで網羅している方は少ないのではないでしょうか？
前回のブログからシリーズ化として屋根の形状とその役割、何を狙ってその形状が採用されているのか？
という詳しい内容までご紹介しております。
その第一弾として【寄棟屋根】をご紹介していますので
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【片流れ屋根編、屋根の形状の役割と意味】という内容についてお話させて頂きます。
前回のブログでは寄棟屋根がどういう意味を持って作られているのか？
という内容についてお話させて頂きました。
今回ご紹介する屋根形状は【片流れ屋根】になります。
片流れ屋根は最近の家で非常に多く見かけるようになりました。
現代の建築では箱型形状のシンプルな構造が多くなってきており
無駄と思われる意匠性を全て省き、形状ではなく外壁や屋根の素材の質によって
デザイン性を追求して行くという傾向が強いように感じられます。
そのデザインに欠かせない屋根形状が【片流れ屋根】であり
どういった考えで採用されるのか？また、どういう意味を持っているのか？
という内容についてお話させて頂きます。
弊社では片流れ屋根の新築工事や改修工事を数多く手がけて来ました。
その際に設計の方や監督とお話するに当たって分かったことがあります。
それが、【勾配の少ない屋根で、かつシンプルに家をデザインする事が間取りの自由度を生む】
という回答と考えでした。
昨今では「大きな庭は必要ないから家の中の空間を大きく取りたい」という方が非常に多く
家の間取りもデザインに拘った個性的な物ではなく
先の未来まで見渡した実用性があるデザインや間取りがトレンドとなっており
昔のお城に採用されるような日本建築は少なくなりました。
生活空間を圧迫するような吹き抜けや、お洒落だけど実用性のない物は
全て省かれて行ったように思います。
片流れ屋根は板金で使われる事が多いです。
なぜならば、カラーベスト屋根で３寸勾配から、瓦屋根で３寸勾配から
となっており、角度の付いた屋根は片流れ屋根のメリットを最大限引き出しにくい事が関係します。
板金屋根ですと１寸勾配が主な勾配となっており
オススメはしませんが５部勾配（１寸の半分）という屋根もあります。
※寸勾配について分からない方はこちら
ここまで角度の緩い屋根ですと、決まった建ぺい率の中から上手く間取りを作る事が出来ます。
また、最近は片流れ屋根、緩勾配、軒ゼロ、という３つを組み合わせて
少ない建坪の中から広い間取りを生み出している物件が増えています。
皆さんも新築を購入されるという場合には参考にしていただければ幸いです。
いかでしたか？今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか？
今回は最近採用率の高い片流れ屋根について触れてみました。
皆さんの新築検討の際の参考になると幸いです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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