2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは 【断熱材入り屋根材】の効果について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
最近はガルバリウム鋼板の裏面に断熱材が張り付けてある屋根材が多く普及しています。
代表的な屋根材で言うと【横暖ルーフ】【スーパーガルテクト】が挙げられます。
この２つの屋根材は分厚い断熱材がガルバリウム鋼板裏を覆っているので
断熱性能に弱いと言われるガルバリウム鋼板においては絶大な効果を発揮します。
しかしながらこの屋根材には注意点があります。
それは【家全体の断熱性能に大幅な効果を発揮する物ではない】
という事です。
どういう事なの？と疑問に思われる方が多いかと思います。
そこで前回のブログでは屋根断熱とトータルの断熱性能の違いを詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【職人が行う熱中症対策】という内容についてお話させて頂きます。
屋根の暑さは尋常ではありません
日中、日陰に避難していても暑いこの季節において屋根の温度は４５度超えの灼熱の場所となります。
職人はこのような状態でも工期やお客様の為にも仕事を辞めるという事は出来ません。
毎日命の危険と闘いながらの仕事となります。
少しでも体調不良を訴えて眩暈でも起こそうものならば
足場から落下して重症、もしくは命が無くなってしまう事になります。
職人は体が資本となりますので、腕が骨折する、足が骨折・・・などと言うケガをしてしまうと
長い間仕事が出来なくなります。
従業員が複数いらっしゃる会社などではなんとか仕事を回せる状態かもしれませんが
建築業界に多い【一人親方】では一度ケガをして仕事が出来ない状態になってしまうと
全ての元請け様やお客様に大迷惑が掛かってしまいます。
また、一度現場で災害を起こしてしまうと対策会議や状況確認などを行う必要がある為
現場が全てストップしてしまいます。
新築になると、【職人がケガをした】【職人が亡くなってしまった】という現場はお客様も
買いたいとは思いませんよね。注文住宅では「その家はいらない」と言われます。
当然の事だと思います。
その為、私たち職人は常に万全に近い状態で作業を行わなければなりません。
この状態を維持する事は非常に大変なことで、この時期はどの現場に行っても職人のピリピリした空気が漂っています。
一人一人が無理をせず、互いに気を掛け合って仕事を行うので
必然的に休憩も多くなります。
今回のブログでは、私達職人はどのようにして毎日灼熱の屋根の上を生き抜いているか
これを詳しくご紹介したいと思います。
熱中症対策には水だけでなく塩分やミネラル、糖分などが必要だという事は
皆さんご存知だと思います。
アクエリアスや経口補水液、塩飴など熱中症対策向けの商品も沢山出ていますよね。
ですが、それよりももっと大切な物があります。
それは【良く冷えた飲み物】です。
私はアクエリアス、ポカリスエット、経口補水液などが得意ではなく水を主に持ち歩いていますが
灼熱の屋根の上で長年職人をやり続けて実感している事が
【アクエリアスやポカリスエットが有能な効果をもたらしても、冷えてなければ全く意味がない】
という事です。
ちなみにここで私が言う【冷えている】の意味合いは
コンビニやスーパーなどの冷蔵庫に陳列してある物は含みません
なぜならば、この時期は冷蔵庫から出した飲み物は３０分以上するとぬるい状態になってしまうからです。
その為、私の周りの職人は全員キーパー水筒と呼ばれる大型の水筒に沢山の氷と飲み物を入れ
それを持って屋根に上がります。
もちろん中身はキンキンに冷えています。
私はキーパーでは足りないので、前の日から凍らせておいた２Lペットボトルに入れた水を
３本と常温の水を１本クーラーボックスに入れて屋根に持って上がります。
これを準備しておくだけで屋根の上での作業はかなり楽になります。
熱中症対策にはまずキンキンに冷えた飲み物！！これがカギになります。
いかでしたか？今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか？
【熱中症警報発令】と言っても実際には休めるはずもなく
過酷な状況でも働かなければならない人が居ます。
農家の方々、道路工事の方々、警備員の方々、我々職人など様々いますが
過酷な中で仕事を行い、潜り抜けてきたからこそ知り得ている情報が沢山あります。
皆さんの周りにそのような方々はいませんか？
有益な情報ばかりですので是非とも参考にしてみてはいかがでしょうか？
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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