こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、屋根下地にも種類がある!【1番最適な屋根下地】について
という内容についてお話をさせて頂きました。
屋根の下地となる素材は、垂木の上に構造用合板と呼ばれるコンパネ(コンクリートパネル)もしくは
杉の素材を薄くスライスした杉野地板の2つが主流です。
この2つの素材についてよくご質問を頂きます。
「どちらが長持ちするのか?」
「プロから見るとどちらが良いと言えるのか?」
という点について非常に気になっている方がいらっしゃる様なので
前回のブログではどちらの素材が良いのか詳しくお話させて頂きました。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【ガルバリウム屋根のメンテナンス時期】についてご紹介したいと思います。
ガルバリウム鋼板は長持ちする屋根素材として近年急激に普及してきました。
長持ちすると言ってもメンテナンスは必要となります。
今回のブログでは【どのような状態になるとメンテナンスが必要なのか?】
という点について詳しくご紹介していきたいと思います。
ガルバリウム鋼板も他の屋根材と同様にメンテナンスを必要とする時期が来ます。
沿岸地域でない環境で、通常のガルバリウム鋼板で15年~20年
SGL鋼板では30年程度でメンテナンスを行う必要があります。
また、他の屋根材と同様にメンテナンスを行わなければならない時期を示す
サインとなる現象が現れてきますので、今回はその現象について詳しくご紹介します。
ガルバリウム鋼板の表面には特殊な高耐候使用の油脂塗膜が焼き付けられています。
コケが生えてくるという事は水を弾いてくれるはずの塗膜が
弱っている状態となっているという事が言えます。
ガルバリウム鋼板には自浄作用がありますので、本来ならば
水が流れる事により塗膜に付着した汚れを自浄してくれるハズなのですが・・・
このような状態になっているという事は
自浄作用がなくなり、塗膜自体が役目を終えてしまっているという事になります。
そこにコケが生えてしまうと、更に塗膜が汚染されていき
ガルバリウム鋼板の強みであるメッキ層が浸食されていきます。
メッキが浸食されると素材自体の鋼板が錆びてしまうので
コケが生えているのを見つけたら、早急に工務店や信頼できる業者に相談しましょう。
ガルバリウム鋼板は本来ならば錆びやすい素地である鋼板を元に
特殊なメッキ処理を施された素材となります。
そのメッキ層は(55%アルミ 43.4%亜鉛 1.6%シリコン)という
特殊なメッキ層となります。
このメッキ層には多量の亜鉛が含まれており、鋼板よりも錆びやすい素材であるため
素地の代わりに錆びてくれる事で鋼板を守っています。
しかし、電食に弱くステンレスやアルミなどと共に密着していると
数年で錆びてしまう事があります。
通常なら有り得ない状態ですが、アルミ屋根の上からガルバリウム鋼板を重ね貼りすると
電食の影響でガルバリウム鋼板は長持ちしません
他にもサインとなる現象がありますが、続きは次回のブログでご紹介したいと思います。
いかがでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
上記の現象が見られる場合には早急な対策を行うことをオススメします。
対策の方法についてもこの先のブログでご紹介したいと思いますので
最後までお付き合い頂けると幸いです。
弊社では、雨樋工事、各種板金工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
弊社のHP