こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、お家を守る大事な設備【雨樋の大事な役割】について詳しく解説します。part2
という内容についてお話させて頂きました。
前々回のブログを読まれた方は、雨樋には第一に雨漏りのリスクを下げる
という目的がある事はご理解いただけたのでないかと思います。
それでは他の2つの目的とは何か?
前回のブログでは残りの2つについて詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【結露と雨漏りが重なった現場】という内容についてお話させて頂きます。
皆さん雨漏りはご存知の通り
雨が降った際に天井や壁、床と壁の繋ぎ目から水が侵入して来る現象です。
今のご時世は様々な業種が存在しており【雨漏り診断師】と呼ばれる
雨漏りの原因特定を専門とした業種も存在しています。
その原因特定能力は非常に優れており、どんな雨漏りでも原因を特定してしまいます。
しかし、そのプロ中のプロでも原因特定に苦労する雨漏りがあります。
それが
【結露による水濡れに雨漏りが重なった物】
【一か所の雨漏りが複数原因で起こされている物】
の2つです。
この2つの原因特定は非常に困難を極め、長年雨漏り修理を生業としたプロでも
原因特定に長期間掛かってしまう場合があります。
今回はそのうちの1つ【結露による水濡れに雨漏りが重なった物】
について詳しくご紹介したいと思います。
このような現場がありました。
雨漏りするという連絡で現場に駆け付けて雨漏り箇所を確認し
天井裏に入ってみた所、屋根裏が全体に渡って水に濡れていました。
折板屋根でしたので、屋根裏全体の塗れを見る限り
結露ではという考えの元調査を進めていました。
しかし、折板屋根はよく取り付けボルトから雨漏りするもので
折板屋根からの雨漏りも視野に入れて屋根上での調査を開始した所
やはりボルトからの水侵入が見られました。
また、天井裏のタイトフレームも錆びていたので
※タイトフレームとは折板屋根を屋根に取り付ける為の金具
ボルトからの水侵入を要因箇所として応急処置し
施主様にはこの状態で雨の日を1日だけ凌いで経過観察をしてもらうように伝えました。
これで雨漏りしないようでしたら、取付ボルトが原因箇所として工事に取り掛かれます。
ところが、雨の降っていない日に電話が鳴り
「天井が濡れている」という連絡を頂き、急遽時間を取って伺うと
天井裏が再び水に濡れている状態でした。
その際に折板屋根を見ると、結露している状態でした。
その後、折板屋根の断熱材の厚みが足りずに結露している事が判明した為
折板屋根をカバー工法で工事する事になりました。
今回の内容は雨漏りと結露、2つの現象が重なったという珍しい事例でした。
雨漏りはこのように多岐に渡る現象が重なって起きる事が多いです。
皆さんも家の異変に気づいたら早めのご相談をオススメします。
いかがでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
原因不明の雨漏りや水侵入に悩んでいる方はいませんか?
雨漏り箇所特定は非常に難しい仕事ですので
プロでもミスしてしまう事はあります。
しかし、私たちプロとしてやっている者の考えでは
【相談を受けたからには絶対に雨漏りを止める!】という心構えでやる事が絶対条件です。
その言葉通りに全ての雨漏りを止めてきました!
皆さんも雨漏りした際の業者選びは慎重に!!
出来れば、地域に長年根付いた熟練の職人が集まる業者を探す事をオススメします。
弊社は、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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