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北九州市の屋根・雨漏り修理

台風が来る前に確認すべき必須項目【野地板の腐り】について現場写真とストーリーを交えて詳しく解説します。

こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。

 

前回のブログでは、歴史上の建築物で現在まで残り続ける【驚異的な寿命の銅板屋根】について

 

という内容についてお話させて頂きました。

 

銅板屋根は日本各地の神社仏閣の屋根に使われており

 

皆さんも一度は目にしたことがある屋根だと思います。

 

 

【100年寿命】と言われる銅板屋根は銅板厚みが0.35mm厚みの物が

 

大半を占めており、一番オーソドックスな屋根の材料厚みとなります。

 

その他にも0.4mm厚みの物もあり、場合によって使い分けを行っています。

 

前回のブログでは現在まで残っている日本で一番最古の銅板屋根の仏閣

 

それは【どのくらい?】の年月経っており

 

【どのような?】素材で施工されているのかをご紹介しています。

 

ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。

歴史上の建築物で現在まで残り続ける【驚異的な寿命の銅板屋根】について詳しくご紹介します。

はじめに

 

今回お話する内容は【台風前の点検項目、野地板の腐り】という内容についてお話させて頂きます。

 

一般の方々は【野地板】という言葉に聞き覚えがないと思いますので軽く説明したいと思います。

 

野地板は屋根材の下地となる板の事で、屋根材を屋根に締結している重要な部分でもあります。

屋根の断面は【下地(野地板)】➡【ルーフィング】➡【役物(唐草など)】➡【屋根材】

 

の順に屋根の骨組みに縫い付けられています。※上記写真は板金屋根の断面図

 

屋根の骨組みに対して最初に縫い付けられているモノ

 

それが【屋根下地】【野地板】と呼ばれている場所です。

 

野地板が無い、もしくは機能していない屋根は、屋根材の締結力が無い状態になり

 

台風時に屋根材が吹き飛んだり台風でなくても日常の突風で屋根材が外れます。

 

これを防ぐ為にも野地板の状態確認は必須の点検項目だと言えます。

 

野地板が腐ってしまった現場写真

この現場は雨樋が全く機能しておらず、更に雨漏りを放置してしまったという現場で

 

写真で分かる通り野地板が完全に腐ってしまっています。

 

このお家は去年の台風で瓦が吹き飛んでしまい

 

施主様が命がけでコーキング補修にて飛んだ瓦の応急処置をしているという現場でした。

 

勿論の事ですが、応急処置を施した瓦から雨水が染み渡ってしまい

 

1年ほどでここまで野地板が腐ってしまっているという状況でした。

 

去年の台風被害時に工務店などに相談しておけば【火災保険の適用】

 

にて修理を行うことが出来、ここまで酷くなってしまうという事は無かったのですが・・・

 

「火災保険は火災にしか使えないと思っていた。」

 

との事から相談をしなかったそうです。

 

現場の被災写真なども残っていない為、火災保険適用は難しそうです。

 

野地板が腐ってしまった原因は【老朽化によるもの】とみなされてしまう為

 

「台風被害に合ってしまった」

 

「台風が来てから雨漏りが止まらない」

 

という場合はご自分で触らずに早急に工務店や屋根工事業者への連絡を急いで下さい。

 

台風前に野地板の不具合が見つかった現場

 

去年の6月も終わりに差し掛かったある日弊社に1通の電話が掛かってきました。

 

それはお客様からの直接のお電話で

 

「今のところ不具合は何もないけれど、台風前に点検に来てほしい」

 

というお電話でした。

 

近くでしたのですぐにお伺いし、まずは外観チェックから始まりました。

 

その家を見てすぐに思ったのが「施主様の気づかない所で雨漏りが起きているかもしれない」でした。

 

その家は特殊で、飾りの小さな屋根が付いていたのですが、その屋根の谷樋が怪しく

 

更に軒先近くに飾り屋根が設置されていました。

 

その場合雨漏りしても野地板を濡らしながら外へと水が排出される為、雨漏りに気づきにくそう

 

と瞬時に思いました。

 

そこで小屋裏にお邪魔させて頂いた所、見つけました。

やはり睨んだ通り銅板の谷樋が破れて雨漏りしていました。

 

既に一部の野地板は再使用不可能な状態まで劣化しており

 

瓦を剥いでからの野地板張り替えが必要な状態でした。

 

幸いな事に500mm範囲ほどの野地板の貼り替えで済み

 

谷樋も綺麗に施工を施した為、今では全く雨漏りはしていないようです。

 

最後に

いかでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?

 

【何もなくても点検を行う】これは大事な事です。

 

家という物は生き物のようで、一度大きな不具合を経験した家は元に戻すために非常に苦労やコストが掛かります。

 

だからこそ、災害前にしっかりと家の状態を確認しておき

 

少しの不具合でも放置せずに少しずつ治していく

 

これが一番コストが掛からずに長く家と付き合っていく大事な要素です。

 

【現状何も不具合が無い、だからこそ良い状態を保つために事前にチェックを入れる】

 

こういう小さな事からやっていく事が大切だと言えます。

 

弊社は、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。

 

工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました!

 

これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!

 

皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。

 

よいマイホームライフを!!

 

弊社のHP

https://takahashibankin-kogyo.com/

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