こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは 最近多い【ALC外壁からの雨漏り】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
【ALC外壁】聞きなれない方が多いと思われます。
ALCとは【軽量気泡コンクリート】の事で、コンクリート材をベースに
内部に無数の空気の気泡が入っています。
それを鉄筋材で補強した物をALCと呼びます。
コンクリート材は重く、硬く、割れやすいというイメージがありますが
ACL外壁は気泡が入っているので非常に軽量で、水よりも軽く鉄筋素材の補強による効果で強度もあります。
地震に強く、しっかりとしたメンテナンスを施した状態で使用を続ければ
50年近くの耐久性能を誇ります。
また、素材がコンクリート材ですので耐火性能に非常に優れており
内部に無数存在する気泡が断熱性能を発揮します。
そんな優れた素材であるALC外壁でも、雨漏りに悩まされている方が近年増えています。
それは何故なのか?前回のブログではALC外壁の弱点について詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【外壁の汚れが気になる方へオススメの外壁材】という内容についてお話させて頂きます。
皆さんご存知の通り、家は南向きの面に日光が当たりやすく
家の設計も日光の当たり具合を計算して設計されます。
太陽光パネルも同様に、一番日光が当たりやすい南側の面へ配置され
北側の面は日光が当たりにくいので太陽光は設置されない場合が多いです。
このように、北側の面は日光が1日中当たってない場所が多くなり
必然的に湿気が溜まりやすい状態になってしまいます。
この時に気を付けなければならない事が【外壁材の種類】についてです。
凹凸の多い外壁材、例えばストーン調の窯業系サイディング
掻き落としが行われたモルタル外壁などは、凹凸が非常に大きく多い為
汚れや湿気が溜まりやすく、立地条件にもよりますが、外壁材の汚れが目立ってしまう事が多いです。
特に山に遮られた状態の家は日射時間が極端に短くなりますので
外壁に付いた湿気や朝露がいつまでも乾かずに残ってしまう場合があります。
結果、コケが繁殖したような緑色に外壁が変色したり
黒いシミが外壁に付いてしまったりします。
このような事を避けたい場合どのような外壁を使用するのが良いのでしょうか?
今回は【外壁の汚れを気にする方】へ向けた内容となっておりますので
ご興味がございましたらご覧いただけると幸いです。
金属サイディング、板金外壁に代表される【ガルバリウム鋼板外壁】ですが
ガルバリウム鋼板は非常に優秀な素材で、一昔前のカラー鉄板のように簡単に錆びる事は無く
表面に施された特殊な焼き付け塗装が自浄作用を促してくれるため
汚れが溜まりにくく、雨水が流れている限りは美しい状態を保ち続けます。
しかし弱点もあり、庇の下など雨水に晒される事が少ない場所ですと20年ほど経つと白錆が浮いてきます。
しかしこれは対策品があり、フッ素コーティング処理されたガルバリウム鋼板ですと
長い間白錆が浮くような事はなく、表面の塗膜も非常に高寿命を誇ります。
外壁の汚れやくすみを気にされる方は1度金属サイディングや板金外壁を検討してみてはいかがでしょうか?
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
ガルバリウム鋼板の外壁材は非常に優秀な素材ですが
国内で見ると外壁に導入されている例は少ないです。
住宅で見かける事は少ないと思いますので、どうしても気になる方は
最近建てられたであろう工場を見つけてみてはどうでしょうか?
最近の大規模工場の外壁材はほぼ100%ガルバリウム鋼板ですので
汚れ方や意匠性などを観察してみると良い参考になるかと思います。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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