こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは【台風】の際は要注意!プロの板金職人が見てきた被害に合いやすい家の箇所について
という内容についてお話をさせて頂きました。
今日は物凄い暑さでしたね!皆さん熱中症には充分にお気を付けください。
このシーズンが過ぎ去れば台風時期がやって来ます。
九州は台風被害と隣り合わせですので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
↓前回のブログ
今回お話する内容は、前回お話した内容の続きで【家で台風被害に合いやすい場所】をピックアップしてお伝えしたいと思います。
私が建築板金業に携わってきて台風時期に被害に合いやすい場所の一つとして【カーポート屋根や倉庫の塩ビ波板の飛散】があります。
では、なぜ塩ビ波板は被害が多いのか?どう対策したらいいのか?について詳しく説明したいと思います。
なぜ台風の際に波板が飛散するような大惨事が起きるのかと言うと
大きな原因の1つに【波板を固定するフックが劣化しやすい】という事が挙げられます。
昔は頻繁に使用されていた塩ビ波板を固定するフックは下の絵のような形のプラスチック製で劣化しやすく
また、劣化すると人の力でも簡単に折れてしまうほど弱い素材です。
更に、塩ビ波板自体にも耐久性の問題があり
昔はカーポート屋根材などに頻繁に使われていた塩ビ波板は太陽光を受けると硬化してしまう性質があります。
完全に硬化してしまうと、上の写真のように風や飛来物などの外力によって簡単に穴が空いたり割れてしまう危険性があります。
皆さんの家は大丈夫ですか?写真のように波板が劣化している場合はご注意下さい。
被害に合う前に早急に対策を打つ必要があります。
では、外れかけたフック、割れてしまった塩ビ波板は同一品に交換すれば良いのでしょうか?
それは適当ではありません。単に同一品への交換は10年も経過すれば同じような状況が起こってしまいます。
今、頻繁に行われている工事はポリカーボネート波板への張替えが主に行われています。
ポリカーボネートとは最近カーポートやテラスなどの屋根材などに使われる樹脂系統の波板のことです。
これは警察が防護盾に使うような強靭な素材で、加工性がよく透明性もガラス並みに優れた素晴らしい素材です。
見た目は塩ビ波板とそこまで変わりませんが
塩ビ波板と比べると耐久性が抜群で、太陽光を受けても簡単に劣化する事なく長持ちする素材です。
更に、最近では長持ちするステンレス製やポリカ素材のフックも出てきておりどちらも非常に耐久性の高い素材です。
ポリカーボネート波板交換の際はこのようなフックを選択する事をオススメします。
いかがでしたか?今回のお話は皆様のお役に立てたでしょうか?
大事な車を守ってくれるカーポート、台風の被害で車が傷つく事だけは避けたいですよね!
私も一車好きとしてカーポート屋根の飛来による車の傷つきなどは絶対に阻止したいと思っています。
弊社はカーポート屋根(ポリカ波板)や倉庫外壁などのポリカ波板貼り替え工事も行っています。
気になる方は是非ご相談頂ければ幸いです。
皆様を守ってくれている家は家族も同然の大切な存在です。
私たちも全力で皆様の家をお守りしたいと思っています!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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