こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
今回で屋根に関する建築用語についてはpart3となります。
以前のブログでもpart1とpart2という内容についてお話させて頂いております。
part1では【棟】【軒先】【ケラバ】の3つについて
part2では【軒天】【谷樋】【絵振板】の3つについて詳しくご説明させて頂いております。
上記の中でも聞きなれていない建築用語が出てきたのではないでしょうか?
これから新築を建てる際や改修工事を行う際の参考にしていただければと思います。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【屋根の下地と基礎】の専門用語について解説して行きたいと思います。
皆様はどの程度まで屋根の下地や屋根の基礎となる部分の言葉をご存知でしょうか?
業者に雨漏り修理などを頼んだ際
「以前頼んだ業者が専門用語だらけで何を話しているか分からなかった。」
と困っているお客様もいらっしゃいました。
そのような事を防ぐ為、私どもはなるべく写真と合わせてご説明しておりますが
正直に言うと
【専門用語は多少知っておいた方が良い】という事が言えます。
専門用語に精通する事で、詐欺業者などを見抜く武器となりますので
このブログが役に立てれば幸いです。
業者によっては【野地(のじ)】【屋根野地(やねのじ)】という言い方をされる方もいます。
野地板とは屋根材の下に葺く【ルーフィング】の更に下地となる板です。
※ルーフィングって何!?詳しく解説したブログはこちら
現在の住宅は耐水性能が高い【コンパネ(コンクリートパネル)】が使用されます。
それでもルーフィングや屋根材の施工をミスしてしまうとダメージを受けやすい場所です。
下地である野地板が死んでしまうと屋根材の固定力が低下し
強風で屋根材が飛散しやすくなり非常に危険です。
【屋根は下地が生きているからこそ性能を発揮できる】
という事を覚えていて欲しいです。
垂木とは屋根の下地である野地板の支えとして張り巡らされる木です。
※赤い部分が垂木です。
和風の下屋根は垂木が見える状態で施工されますが
現代の住宅では軒天が張られているので見えません
一般的に縦長の長方形断面の木を均等に並べて野地板の受けとします。
野地板の基礎となる部分ですので
雨漏りで傷んでしまった場合は早急に修理が必要な場所です。
桁は屋根の基礎となる重要な場所です。
【軒桁】と【桁】があり、軒桁は垂木の受けとなる部分です。
雨漏りで桁まで腐ってしまった家は建て替えを余儀なくされるほど重要な部分となります。
他にも細かな部分はありますが、屋根を知るにあたり
ここまでの事を知って頂ければプロの話でも対応する事が出来ると思います。
是非参考にしてみて下さい。
いかがでしたか?屋根の名称について参考になったでしょうか?
今回は屋根の構造部分についての豆知識となりました。
雨漏りした際に「野地まで腐っています」「垂木が腐っています」
と言われてもイメージが湧かなかった方は参考にして頂けると嬉しいです。
構造を知る事で、自分の家の状況はどうなのか?という事が見えてきます。
専門用語についてのお話はまだ続きますので最後までお付き合い下さい。
弊社の方でも屋根工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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