こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
春が近づいてきた事を知らせるように、暖かい風が吹き抜けますね!
とはいえ朝は冷え込むのでお体に気を付けてお過ごしください。
前回のブログでは、雨漏りをDIYで治すときの注意点【コーキング使用厳禁の場所】について
という内容についてお話させて頂きました。
皆さんホームセンターに行かれた際、建材コーナーに
【シリコンシーラント】【変性シリコン】など
多数のシール材が置かれているのを目にしたことがあるのではないでしょうか?
よく、雨漏り修理でサイト検索を掛けると
【雨漏り コーキング】などでヒットし、簡易的に雨漏り修理が行える
という事を目にした事がある方もいらっしゃるかと思います。
しかし、シリコンシーラントを使用する場所を間違えてしまうと
後々取り返しの付かない状況になってしまう可能性があります。
そこで前回のブログでは
【雨漏りした際にシリコンシーラントを使用する危険性】についてお話しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【外部でのコーキング使用注意】についてのお話となります。
前回お話した【コーキング使用厳禁の場所】についてお話させて頂いた際に
スレート屋根、外壁にはシリコンシーラントを使用する事は控えて下さい。
というお話をしました。
では、実際にどのような物をどのような手順で使用すれば
塗装工事や改修工事に影響が出ないのか?
また、シリコンシーラントを塗るとどのような影響が出るのかを
詳しく解説したいと思います。
前回のブログでは、外部にシリコンシーラントを使用してしまうと
塗装が全く乗らないというお話をしました。
しかしながら、塗装を行う前にも大きな問題があるのです。
それは
という問題点が挙げられます。
塗装を行おうと思っても、シリコンは塗装の下地材であるプライマーを弾いてしまう為
シリコンシーラントを全て撤去しなければなりません。
シリコンシーラントの重ね塗りを行おうと思っても、塗ってしばらく経つと
新規に塗ったシリコンシーラントが剝がれてしまいます。
シリコンシーラントを変成シリコンに打ち替えようと思っても
シリコンシーラントの上からでは変成シリコンのプライマーが乗らずに弾いてしまいます。
また、プライマーを塗らずに変成シリコンを重ね塗りしても短期間で剝がれてしまいます。
雨漏りをDIYで治すときにシリコンシーラントを使用できない事はご理解して頂けたと思います。
では、どのような物を使えば安心かと言いますと
【変成シリコン】です。
変成シリコンを使用する際には準備する物があります。
【変性シリコン専用のプライマー】【プライマーを塗布する為の筆】【コーキングガン】の3つです。
手順としては
① 変性シリコンを塗りたい場所を決めてプライマーを塗布します。
② プライマーが乾くまで30分程度待ちます。
③ プライマーが塗布されている場所に変性シリコンを塗ります。
④ 最後にスクレーパーなどで形を整えて完了
となります。クオリティを気にされる方はマスキングテープなどのご準備をお願いします。
ここまでが変成シリコンを使用する際の手順となりますが、1つ注意するべき事があります。
間違っても【ウレタンコーキング】【ウレタンシーリング】を買わないで下さい。
ホームセンターで同じ場所に並べてあるので間違いやすいのですが
必ず変性シリコンと書いている物を選んで買うようにして下さい。
ウレタンシーリングは紫外線に弱く上から塗装する事を前提に設計されています。
塗装されていない場合のウレタンシーリングは塗って1年ほどでひび割れや剥離を起こします。
間違いやすいのでくれぐれもご注意ください。
いかがでしたか?今回のブログはお役に立てたでしょうか?
雨漏りをDIYで治す事は、上手く行けば実経費を抑えられていい事だと思います。
しかし、その危険度や雨漏りを止められなかった場合を考えますと
プロにお任せした方が良いという事が正直な意見となってしまいます。
とはいえDIYを行う方々にとってはそれが楽しみだとおっしゃられる方もいらっしゃるので
今回は少しでもお役に立てればと思いプロの知識を書かせて頂きました。
DIYを行われる方々は自己責任となりますのでくれぐれも安全に作業される事を願います。
弊社は、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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