2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
GWも過ぎ、皆様も忙しい日々を過ごされているのではないかと存じます。
気温も暑くなってきていますので体調管理に
お気を付けて日々をお過ごしください。
前回のブログでは、屋根を葺き替える際に【悪徳業者に捕まらない為の知識】について詳しく解説します。part３
という内容についてお話させて頂きました。
板金屋根の改修方法には３つの方法があります。
の３つです。
どの方法を選択するにしても必ず【必須条件】があります。
その必須条件を無視して施工を行う業者が一定数存在しています。
特に一番コストの掛かる【完全葺き替え】を推し勧める業者が居ます。
前回のブログでは、そのような改修工事を行う際に
悪徳業者に捕まらない為の知識を書かせて頂いています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【ガラスネット波板とポリカーボネート波板】
という内容についてお話させて頂きます。
ガラスネット波板とは何でしょうか？
それは、現在のポリカーボネート波板が流行る前
ケミカル系波板の最上級品として使用されていた物です。
しかし、ある時期に一気にポリカーボネート波板に移り変わって行きました。
それは【ある問題点があった】からです。
その問題点とポリカーボネート波板との違いを詳しく解説します。
上記の写真をご覧ください。
これは２０年ほど前に施工されたガラスネット波板ですが
非常に大きな変形と変色を伴っています。
対し、同時期に施工された手前に見えるポリカーボネート波板（透明な波板）は変形しておらず
まだまだ使える状態となっています。
こちらは去年の台風時期に、隣の家の瓦が飛散して激突し破損したガラスネット波板です。
ポリカーボネート波板の場合だと柔軟性、強度、粘り強さが高いので
割れずに形を保っている事が多いのですが
ガラスネット波板は紫外線で柔軟性が無くなり、裂けてしまいやすく
強度の低下が著しい事が特徴です。
また、色焼けが激しく、酷い所では透明だった波板が
茶色になるまで変色してしまいます。
ポリカーボネート波板と比較して、ガラスネット波板は値段が高いです。
製造の過程でガラス繊維を網上に組み上げてから塩ビを浸透させる為
製造工程が多くなりポリカーボネート波板よりも少しだけ高価になってしまうようです。
強度の面、耐久性、価格、と３つの角度から比較してみると
ポリカーボネート波板は非常にコストパフォーマンスに優れた製品と言えます。
現代の家にポリカーボネート波板が多く使われている理由にも納得しますね！
いかがでしたか？今回のブログはお役に立てたでしょうか？
建築の素材はどんどん進化しており、１０年前に常識であった事も
現代の技術では全て覆ってしまう事もあります。
ガラスネット波板とポリカーボネート波板もそうで
一昔前はケミカル系波板は製造コストが掛かった品物を使えば長持ちする
と言われていました。
しかし、ガラスネット波板よりも安価で耐久性のあるポリカーボネート波板が現れた事で
常識が全て覆ってしまいました。
これからも新技術の情報があれば皆様と共有して行きたいと思います。
弊社は、雨樋工事、各種板金工事、コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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