こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
皆さんお久しぶりです。最近は非常に忙しくてブログの更新が途絶えていました。
まだまだ雨漏り修理の仕事に追われている状態です。
お待たせ頂いている皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしております。
これからは台風の季節がやってきます、油断なさらぬよう日々をお過ごし下さい。
前回のブログでは、火災保険の使い方間違っていませんか?【火災保険】の正しい使い方について徹底解説します!
という内容についてお話させて頂きました。
「火災保険で100万円が降りる!」という広告を見たことがある方はいるのではないでしょうか?
実際に私の家にもチラシが投函されている事がありました。
簡単に書いている上記のような広告ですが、本当にお金を受け取っても大丈夫なのか?
また、工事を行わずに保険金を別用途に使用するなど・・・そのような事を行って良いのか?
かなり気になっている方が多いと思いますので
前回のブログでは上記の内容について詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【谷板金からの雨漏り】という内容についてお話させて頂きます。
谷板金は屋根と屋根の継ぎ目から水が浸入する事を防いでいる板金の事です。
谷板金には多くの水が集中する為、厳重な対策が幾重にも為されており
過去のデータや実績を元に今でも何らかの対策が考えられています。
特に雨漏りを気にする設計士さんは【谷板金を設置しない家造り】を行っている方も居ます。
では、谷板金が雨漏りする現象はどのような状況で引き起こされているのか?
今回は上記の内容について詳しく解説して行きたいと思います。
弊社に依頼される最も多い雨漏り被害報告では
カラーベスト屋根の谷板金からの雨漏り被害が最も多い件数となっております。
20~30年程経過した屋根ですと、銅板の穴あきによる雨漏りが主流でしたが
最近は下で説明するように少し傾向が変わってきているようです。
谷板金は上記の写真のように表に見えている部分だけでなく
カラーベストの中にこれだけの広さの板金が入っています。
※緑の塗料が付いている部分が表に見えている場所です。
特にこの写真の現場は、以前に施工した業者が雨漏りを気にしてか
非常に多くのゆとりを持って施工しています。
しかし、それでも水の侵入を防ぐ事は出来なかったようです。
黒の板金が白く濁った色をしている場所、これは長く水が滞留してしまった事で
ガルバリウム鋼板製の板金に白錆が浮いてきてしまった状態です。
ここまで広く谷板金を設置していても逃れられない事があります。
それが【ゴミ詰まり】です。
鋭い方は、谷板金の中に無数の粉塵が落ちている事に気づいて頂けたかと思います。
この粉塵が堆積する事で谷板金内を水が正しく流れずに雨漏りしてしまうという事が起きています。
この屋根は3年前に塗装を施したばかりのお家でした。
屋根の清掃も非常に念入りに行って施工をしたと聞きましたが
それでも谷板金内部の堆積して固まってしまった粉塵は除去できなかったのでしょう
ルーフィングの機能が衰えている場所から雨漏りしてしまうという事が起きていました。
谷板金はこのようにして雨漏りします。皆様は手遅れにならない内に
定期的にメンテナンスを施す事をオススメします。
いかでしたか?今回のブログは皆様のお役に立てたでしょうか?
最近では一昔前に流行ったカラーベスト屋根の改修工事が多くなってきています。
特に、谷板金設置が多い家は気をつけて頂けると幸いです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
弊社のHP