こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは なぜ塗装品を使う?【ガルバリウム鋼板に施された塗膜】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
ガルバリウム鋼板には2種類の素材があります。
通常のガルバリウム鋼板とSGL(次世代型ガルバリウム鋼板)の2つです。
通常のガルバリウム鋼板とSGLを見比べる事は困難で
両者ともに塗装がされており、裏面を見ない事には区別を付ける事は出来ません。
しかし、塗装がされていない状態(原板状態)では見比べると違いが分かります。
ですが塗装されていないガルバリウム鋼板は皆さんの目に触れる事は少ないでしょう・・・
原板状態のガルバリウム鋼板を使用する事は少なく、必ず塗装品を使う事が主流です。
ガルバリウム鋼板は錆びにくいのになぜ塗装品を使うのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。
前回のブログではガルバリウム鋼板に施された塗装について詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【野地裏通気の重要度】という内容についてお話させて頂きます。
皆さんはどのような家にお住まいでしょうか?
最近の新築住宅はどのような住宅でも【気密】【通気】【断熱性】という3つの観点からの
家造りを行っています。
この3つは最近の住宅では非常に重要なポイントで、気密と断熱性は相互関係があり
通気と気密は相互関係が、というように1つも欠かす事の出来ない重要な項目です。
特に家を長持ちさせるには【通気】の取り方が非常に重要になります。
新築住宅を購入されるという方は参考にしていただければ幸いです。
屋根の通気は野地板と呼ばれる下地の下で行われる事が多いです。
野地板とは上記のような屋根の下地材となる構造用合板です。
野地板は垂木と呼ばれる木に釘で止付けてあります。
最近の住宅ではこの【垂木】の間に通気層を設けており
外部から取り込んだ空気を外部に放出するように、空気が循環する構造となっています。
空気の循環方法は屋根によって様々あります。
切妻屋根や寄棟屋根では換気棟と軒天換気口が採用される事が多いです。
片流れ屋根では家の四方に軒天換気口が設けられ、換気棟を付ける施工は少なくなってきました。
場合によっては片棟板金を設置し、そこに換気棟を設置するという施工もありますが
最近は意匠性を高める為か、片棟板金を設置しないホームメーカーや工務店も増えてきました。
野地裏の通気層は非常に重要です。
その理由としては、温かい空気の特性が大いに関係しています。
暖かい空気は上昇気流が発生しますので、上に上がって行こうとします。
つまり小屋裏には暖かい空気が溜まりやすいという事です。
これが繰り返されると外気温との差が出来てしまい、野地裏は結露してしまいます。
木材に湿気が溜まるとカビや腐りの原因になってしまい
建物の寿命を大きく縮めてしまいます。
その為現代の建築では、野地裏に通気層を設けることで常に空気が入れ替わる状態を作ります。
そうする事で結露から家を守り、長寿命な住宅を作る事が出来るのです。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
今では新築住宅の全てに標準仕様として通気層を設けている事が普通となりました。
現代の新築住宅は100年住宅を目指して設計されている工務店やホームメーカーもあります。
今は中古住宅購入が流行っていますが、皆さんが安心して暮らせるためには
新築住宅の購入というプランも考えの内に入れてみてはいかがでしょうか?
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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