こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは 適正な屋根勾配が無かったことで【雨漏りしてしまった現場】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
屋根には勾配という傾斜が付けられており
現在の技術でもどのような屋根でも必ず勾配が必要となります。
適正な勾配を取らなかった屋根は雨漏りしてしまいます。
勾配の問題は葺き替えや改修工事の際に多く見られます。
充分な知識を備えた業者でない場合、屋根材に合った勾配を考えずに施工してしまうという
事実も多数確認してきました。
前回のブログでは屋根材に合った勾配についてご紹介しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【カラーベスト屋根の特徴】という内容についてお話させて頂きます。
まずカラーベスト屋根について少しだけご紹介したいと思います。
【カラーベスト屋根】と一口に言いましても、様々な呼ばれ方が存在しますので
混乱を生む事が多い屋根材です。
屋根職人や、屋根業者は建材メーカーのケイミューさんが発売している【コロニアル】を
カラーベスト屋根の総称として呼ぶ方が多く、カラーベスト屋根=コロニアルという呼び方をする事が多いです。
建材の卸売りをされている材料屋さんは会社によりますが「カラーベストのコロニアル」という呼び方が多いと感じます。
設計士さんや工務店さんなどは「化粧スレート屋根」や「コロニアル屋根」「カラーベスト屋根」など呼び方が人によって様々ですが
上記にご紹介した3つの呼ばれ方の屋根は大体は一つの屋根の事を指して呼称していますので
お間違え無きようお願いします。
それではカラーベスト屋根とはどういう特徴を持つ屋根材なのかをご紹介したいと思います。
カラーベスト屋根に代表される【コロニアル屋根】は施工価格を抑えて工事を行う事が出来る屋根で
後の改修工事の選択肢も多く取る事が出来るという優れた屋根材です。
コロニアル屋根は10年置きに表面の塗膜効果が薄れてきますので
屋根の寿命を長くしたい場合は定期的な塗装の塗り替えメンテナンスが必要となって来ます。
そういった点で見るとランニングコストが掛かる屋根材ではありますが
新築時は初期コストを抑えた状態で工事する事が出来ますので
全ては施主様の考え次第だという事が言えます。
また、20年、30年と経過する毎に塗装では補えない屋根の状態になってしまう
といった事も考えられます。
そういった際に、コロニアル屋根ですと改修方法が沢山選べます。
瓦屋根や板金屋根ですと塗装以外の改修方法は葺き替えしか選択肢が無いのに対して
カラーベスト屋根ですと、横葺きや立平葺きなどの板金屋根に
既存の屋根を残したままの【カバー工法】という選択肢もあります。
カバー工法を選んだ際は葺き替えの時のような既存屋根撤去費用、既存屋根処分費用
を大幅に削減した状態での施工が可能となります。
また、カバー工法を行った板金屋根と、新築や葺き替えの状態で板金屋根を施工した状態では
板金屋根の弱点である【雨音による騒音被害】が大幅に軽減される事も分かっています。
ですので、後の事を考えてみて
新築時にあえてカラーベスト屋根を選んでみるという事も良いのではないでしょうか?
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
カラーベスト屋根は日本での普及率が1位で
新築の約70%に採用されています。
理由はコストと性能のバランスが良いからだと考えます。
もっと良い物は板金屋根や瓦屋根にもありますが、やはりコスト面を見ると
施主様にとって一番バランスが良い物にするのが一番だと思います。
新築を検討する際には当ブログを参考にしていただければ幸いです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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