2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
皆さんお久しぶりです。
長期出張に加え、PC故障による修理によりブログの更新が途絶えてしまい申し訳ありません。
引き続き更新して参りますのでよろしくお願いいたします。
前回のブログでは、ガルバリウム鋼板が錆びる！？【板金最大の天敵】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
亜鉛メッキ鋼板とは、今から２５年以上前に主流として使用されていた鋼板で
現在では殆ど見かける事は無くなりました。
亜鉛メッキ鋼板はその名の通り通常の鋼板に亜鉛メッキ層を施されており
更にその上から塗装を施して防錆処理を行った鋼板です。
亜鉛メッキを施す理由としては、犠牲防食作用という作用を利用し
鉄よりも錆びやすい亜鉛を表面に施す事で鉄が錆びないようにする為の工夫です。
しかし、亜鉛メッキの有効が切れると鉄は錆始めます
この有効期限が環境にもよりますが１５年程となります。
外壁は比較的水が滞留しにくいので長持ちしますが、屋根材の場合、常に水の影響を受ける為
１５年経たないうちに錆びてしまう場合もあります。
そこで前回のブログでは古いお家にお住いの方々に向けて
どの様な状態になると亜鉛メッキの有効期限が切れて危ない状態であるのか？
という内容についてお話しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【アスフルトシングルの寿命とデメリットについて】という内容についてお話させて頂きます。
皆さんアスフルトシングルをご存知でしょうか？
アスファルトシングルは主に欧米で広く普及している屋根材で
柔軟性があり、複雑な形状にも対応できるという特殊な屋根材です。
素材自体が防水シートの役割を果たしており、表面に塗布された特殊な粉末で
モダンなイメージを与えてくれるデザインとなっています。
施工も接着剤と釘のみの締結で行い、切断も特殊な機械を必要としない為
施工性が良い事で知られます。
しかし、他の屋根材同様に弱点もあります。
今回はアスファルトシングルの弱点、寿命について詳しく解説していきたいと思います。
アスファルトシングルは環境によりますが、１５年程度で劣化が著しくなってきます。
上記の写真のように、表面に吹き付けされている粉末が剥がれ
地の防水シートが露出し始めると寿命となります。
アスフルトシングルは複雑な形状の屋根でも施工が可能な為
デザインに拘った下地を用意されて施工される事があります。
その場合に、他の屋根材で葺き替えを行ってしまうと施工価格が高くなってしまう
というデメリットがあります。
例えば上記の写真のように軒先がR形状になっていると、
他の屋根材では軒先のR形状を再現できませんので、下地をやり直す他に手段が無くなってしまいます。
例え再現できたとしても、加工費用などが高額になってしまう恐れがあります。
アスファルトシングルは表面の特殊な吹き付け粉末で機能を維持しています。
これは寿命が来ると少しづつ剥がれ落ちてしまう為
上から塗装を施してもドンドン剥がれ落ち、意味がありません。
また、特殊粉末の存在が塗装の乗りを妨げる為塗装が出来ない屋根材となっています。
その為、改修を行う場合は他の屋根材への交換か
新たなアスフルトシングルへの葺き替えを余儀なくされてしまいます。
寿命が来たアスファルトシングルは、粉末が剝がれ落ちて行き
雨樋内に堆積してしまいます。
結果、雨樋内の水の流れを阻害してしまい、適切な水の流れでは無くなってしまいます。
古くなったアスファルトシングルは定期的な清掃メンテナンスを実施するという事をオススメします。
いかでしたか？今回のブログは皆様のお役に立てたでしょうか？
今回はアスファルトシングルについてのデメリットをご紹介しました。
皆さんのお家のアスファルトシングルは大丈夫でしょうか
メンテナンス時期に来ているという方は気軽にお近くの工務店や業者へ
相談し、点検を実施して貰ってはいかがでしょうか？
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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