こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、ヨドプリント外壁の【改修工事のタイミング】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
皆様、ヨドプリント外壁をご存知でしょうか?
昔から倉庫や一般住宅の板金外壁として多く使用されている外壁で
塗装の品質に拘った製品です。
最近は40年以上経過したヨドプリント外壁の改修工事が増えてきていますが
その改修理由が面白い結果となっているので前回のブログでご紹介しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【軒ゼロ屋根は本当に雨漏りするのか?】という内容についてお話させて頂きます。
軒ゼロ屋根は様々な建築系YouTuberの間でも【雨漏りする】と話題の屋根であり
実際にデータを見ますと軒有りの屋根と比べると5倍の雨漏り頻度があるというデータがあります。
しかしながら軒ゼロでも雨漏りしていない屋根も存在している事は事実です。
なぜ雨漏りしている家と雨漏りしていない家がこうも棲み分けされているのでしょうか?
今回は皆さんが新築を建てる際に参考になるように詳しく解説して行きたいと思います。
確かにデータにあるように軒ゼロ屋根は雨漏りしやすい設計である事は間違いない事です。
なぜならば、軒が存在している屋根は雨漏りしていても室内まで雨水が染み込んで来る事は稀である
という理由の為です。
しかしよくよく考えると軒有りの家でお住いの方々が気づかない場所で少しづつ雨漏りが進行している
という事は非常に恐ろしい事です。
もちろん、室内にまで雨漏りしてしまうような施工状況は経年劣化でもない限り論外中の論外であると言えますが
それでも軒が存在している家で気づかない内に軒先が雨漏りして腐っていたという実例もある事から
難しい所ではありますが・・・考え方次第では【雨漏りが分りやすい家】
という事が言える場合もあります。
ですが、軒ゼロ屋根であっても実際に雨漏りしていない家も沢山あり
一概に軒ゼロ屋根全てが悪いという訳ではないという事も言えます。
かなり極端な話ですが、軒ゼロ屋根が軒有りの屋根と比べて5倍の雨漏り事例があるという事は
軒ゼロ屋根だと雨漏りさせてしまう業者が5倍存在するという考えも良く耳にします。
確かに、弊社が受け持ってきた軒ゼロ屋根は現在では雨漏りしたという話は聞かないので
単純に考えても【施工レベルの問題】と【施工工期の問題】という事も考えられます。
例えばですが、軒ゼロの板金屋根を施工する際に入れる唐草という役物がありますが
納め方は現場に応じて臨機応変に変える必要がありますが
上記の絵のようにしっかりとした施工の下に屋根を造られている業者はそうそう雨漏りのリスクを回避できると思います。
しかし、原因は屋根単体ではない所が多いという事が言えます。
軒ゼロ屋根の雨漏りリスクが大きい理由として【サイディングと屋根の取り合い】という点が一番多い事例ではないでしょうか?
屋根とサイディング(外壁材)との取り合いは打ち合わせが入念に行われていないと
防水シートが張られていない、屋根と外壁の継ぎ目に雨が掛かりやすい施工
等と言った施工ミスが発生してしまいますので
軒ゼロの家をご検討の方は建築会社に打ち合わせて
屋根と外壁の施工はどのように行われるのか?
防水処理はどのレベルまで行われるのか?
といった細かい点まで気にかけて相談し、詳細な図面提示まで行って貰う
納得が行くまで説明して貰う、という事を心掛けて見る事をオススメします。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
軒ゼロは大きく室内空間を取る事が出来る。狭い土地でも建ぺい率を稼ぐことが出来る
といった大きなメリットがあります。
ですので、軒ゼロ屋根で悩むような事を皆様にして欲しくないと言った事を考えて今回ブログを綴りました。
皆様が快適で素晴らしいマイホームライフを過ごせるように祈っています。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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