こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
今週から再び1週間天気が悪い日が続きます。
九州は早くも梅雨入りしたようで、雨漏りの被害にも気を引き締めて行かなければならない
時期となってきました。
雨漏りについて気になる方はお気軽にご相談ください。
前回のブログでは 雨漏りが多くなる時期の【雨漏り原因】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
皆さんは築何年の家にお住まいでしょうか?
家には屋根裏へとアクセスできる入り口が存在しており
「雨漏りしている」「動物が屋根裏に侵入している」といったトラブル事例において威力を発揮する
必要不可欠とも言えるアクセスゲートです。
屋根裏の点検口や入口はどのような家でも設置されている事が多い為心配はしていないのですが
昔の家となると屋根裏へのアクセス方法はあっても
デットゾーンとなる場所への点検口は設けられていない事が多いです。
前回のブログでは、デットゾーンが存在しているとはどういう状態なのか?
また、どういった場所なのか?詳しく解説しています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【コストプッシュ型インフレの危険性】という内容についてお話させて頂きます。
いつも話している内容とは少し違った内容の話しになりますがご興味のある方はご覧頂けると幸いです。
皆さん、ご存知の通り近年建築資材の価格高騰が止まっておらず
すべての建築資材、建築材料の価格が上がり続けています。
以前のブログで【建築材料インフレーション】という命題のブログを上げましたが
その時よりも更に資材価格の高騰が進んでおり、工務店やホームメーカーはお手上げ状態
更に建築資材だけでなく【原油価格】【金属重量単価】【小麦粉など食料品原材料】など全ての
生活に直接関わる物資の根幹である原材料が価格上昇の煽りを受けている事で
私たちが購入する全ての物の値段が上昇しています。
今この状況がどのような事態を招いているか?
現状の状態がどのような意味を示しているか?
それを皆さんに少しでも知って頂きたく、緊急的にブログ記事にしています。
皆さんの生活に直接かかわるこの事態、少しでもご興味頂けると幸いです。
【物価上昇】これは正常な状態であると、国民全体の所得中央値が上昇し
世の中に循環するお金の総量が増えていくと自然に起こる事です。
※所得中央値とは、全国民の所得順位を並べてその真ん中に位置している数字の事
何故ならば、国民の中央値給料が上がると
値段が高くても【より良い物】【より魅力的な物】を求める傾向を人間が持っているので
世の中は品質重視のコストを掛けた物が多くなります。
その証拠に昭和から平成の移り変わりである1989年~1990年初頭までの景気が良い時代は
【バブルカー】と呼ばれる非常にコストを掛けた特別仕様な車が一世を風靡した世の中であり
【高くても良い物が売れる】という現象が起きます。
これによって国民の消費が拡大し、国のGDP【国民総生産】と呼ばれる国民の所得を現した額が上がり
国全体の景気が向上していくのです。
では国民の所得が上がる根幹のお金はどこから生まれるのでしょう?
それは2つあります。
1つ目は【政府の国債発行額】
2つ目は【民間の設備投資額】
この2つによって国、または民間が負債を負う事によって国全体のお金の総量が増えます。
難しいので分けて説明します。
銀行用語に【信用創造】という物があります。
間違えてはならない事がこの用語に大きく含まれています。
お金とは決まった額が政府や世の中に溜められているのではなく
誰かが借金を背負おう事によって生まれます。
例えば、Aさんが銀行から100万円借りたとします。
その場合どのようにしてそのお金が出てくるでしょう
答えは【銀行が通帳に数字を記入する事でデータ上のお金が生まれる】です。
決して誰かが預けたお金を貸している訳ではありません。
誰かが借入する時、銀行は何もない所からお金を生み出せるのです。
現在どの会社も設備投資を殆ど行わなくなり、大きな負債を背負う事はなくなりました。
また国も国債(国の借金)を発行する事を渋っています。
このことにより世の中のお金の総量が減り、日本はデフレ状態が続いています。
今の物価上昇が上記に書いたものであれば正常なインフレーション状態ですが
現在の日本は違った状態で進みつつある【非常にマズイ状態】です。
それが今のインフレ状態が【コストプッシュ型】であるからです。
コストプッシュ型とは、輸入品にほぼ全てを頼っている国にありがちな事で
外国が景気が良い、または材料の供給が不足している時には輸入する原材料などの価格は
高騰してしまうからです。
今ウクライナとロシア間の戦争の為、原油価格が高騰していますが
日本は原油を100%輸入に頼っているので、他の国が買い付けている額と同様の額を払わないと
原油を買えない状況にあります。
また、アメリカはコロナ時の不景気対策として国が大きな財政出動を行ったので景気が良い状態です。
そうなればアメリカから輸入している小麦粉などの原材料は高い状態となり
日本は同様に価格が上がった状態でしか買えません
このようにして周りの国に影響されどんどん原材料コストが上がり
ただでさえデフレーション状態の日本は更に追い込まれたデフレが加速して行くという
負のスパイラルに陥っている状態です。
この状態を打開する為にも国には是非とも財政出動をして頂きたいと切に願います。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
今回はかなり突っ込んだお話となりましたがいかがでしょうか?
現在の状態は国民だけの力ではどうにもならない状態にまで来ています。
1日も早く皆さんの生活が穏やかになり、皆さんで良きマイホームライフを過ごせるように
頑張って働きかけて行きたいと思います。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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