こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは 意外と難しい?【瓦屋根の雨樋納まり】について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
雨樋、特に軒樋の配置は非常に難しいです作業となります。
こう言うと「何が難しいの?」と思われるかもしれません。
雨樋は屋根材と勾配によって水の流れが変わり、雨樋をどのようにして配置させるか
これが非常に重要になって来ます。
屋根の上を流れる水は状況によって様々な動きをする為
状況によってはその全てを完全に受け止める事は非常に難しいですが
出来るだけ多くの水を雨樋に入れる事が出来る絶妙な配置を選ぶ必要があります。
特に瓦屋根は他の屋根と比べて特殊な配置を必要とします。
前回のブログでは瓦屋根とそれ以外の屋根で雨樋がどのような納まりをするか
ご紹介しています。
DIYを行うという方は参考にして頂けると幸いです。
今回お話する内容は【DIYを行う人に贈る、板金ハサミのオススメ】という内容についてお話させて頂きます。
昔では一般の方々に殆ど知られていなかった【建築板金】という用語も
最近ではヒロミさんをはじめ多くの有名なDIYを行うユーチューバーも増えて来たおかげで
一般的に知られてきたのではないかと思います。
ユーチューブを見ていると一般の方も趣味で倉庫をご自分の手で建てて見たり
外壁に角波板金を施工したりと、趣味の世界でも板金は広く知れ渡ってきており
板金職人としては嬉しい流れになって来ました。
そこで、実際にDIYを行う友人からも「板金を自分で行いたいのだが、プロから見たコストパフォーマンスの良いハサミが欲しい」
と相談が寄せられていたりします。
ご自分で板金施工を行う際にまず【何の工事を行うのか?】という事で必要なハサミも変わってきますが
友人談では、「倉庫外壁を自分でヨドプリント外壁に張り替えるので必要なハサミが欲しい」
との事でした。
ホームセンターで手に入る板金材料となると【波板】【ヨドプリント】【コロニアル屋根とその役物】
という感じになるので、今回はトータルで必要となるハサミをご紹介したいと思います。
ホームセンターには板金用のハサミが各種取り揃えられています。
しかし友人は「プロが使うようなハサミを使って楽しみたい」と言います。
そうなると柳刃が一番オールマイティに使えますが、ホームセンターで売っている柳刃と違い
プロの使用する柳刃は値段が高価ですが切れ味や切った時の感触が段違いで
特に切っ先の精度が非常に良いのでDIYでも重宝すると思います。
そこで、私が使ってきた中で【一番コストパフォーマンスがいいな】と感じたハサミがこちらです。
新潟県の三条市に会社をおく【種光】のSLDシリーズです。
個人的にはこのハサミが最も使いやすく、少し荒っぽく使っても刃こぼれは殆どしない
また、値段も1万6000円~2万も行かない値段で、プロ用ハサミとしては一番コストパフォーマンスが良いです。
直線切りハサミなどは切る頻度が低いのでホームセンターのハサミでも良いですが
細かい造り込みをDIYで行ってみたいという方は上記のSLDシリーズが良いのではないでしょうか?
友人も種光のSLDシリーズが一番格好良く、高すぎない値段で
プロの雰囲気を楽しめてお気に入りだと言っていました。
ここで注意なのはハサミにはサイズがあるという事です。
DIYで行うような板金では住宅系の板金で薄物板金【0.27~0.4mm】のハサミとなりますので
柳刃は8寸(240mm)以下の物を選んでください。
9寸(270mm)のハサミを選んでしまうと、ハサミが大きくて重く、非常に使いにくいので
注意して選んでください。
いかでしたか?今回のブログはお役に立つことが出来たでしょうか?
ハサミは色々な種類があります。
プロのハサミは安価な物でも少し値段が高いので、もっと安い物がいいという方は
ホームセンター(大手のナフコでは一刀流シリーズ)の柳刃でも充分かもしれません。
次回のブログでは【波板】【ヨドプリント】を切る為の特殊ハサミをご紹介したいと思います。
気になる方は次もご覧いただけると幸いです。
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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