2023年4月3日
こんにちは！！髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
前回のブログでは、雨漏り修理における【優良業者】と【悪徳業者】の見分け方
という内容についてお話をさせて頂きました。
雨漏り修理は非常に難しい仕事です。
その難しい仕事を行うに当たって、【絶対に】【一発で】【必ず止めます】
というキーワードを使ってくる業者は危ない可能性があります。
なぜならば、熟練の雨漏り診断を行うプロや
豊富な経験を積んだ熟練の板金職人であっても
必ず、一発で、しかも迅速に雨漏りを止める事は
非常に難しいからです。
そこで、前回のブログでは雨漏り修理を行うに当たり
業者を選ぶ方法について詳しくお話させて頂いております。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【コーキング剤の種類と使い方】についての内容となります。
ホームセンターで手に入るコーキング剤ですが
DIYを行う方、これから始める方には悩みの種ではないでしょうか？
「種類とメーカーが多すぎて何を使ったらいいのか分からない」
「変性とかシリコンコークとかウレタンとか・・・何が違うの？」
実際に友人にもこのような質問を非常に沢山いただきます。
確かに、ホームセンターに販売してあるコーキング剤は種類が多く
同じシリコンシーラントでもそれぞれパッケージングが異なっている為
種類が沢山あるように思えます。
そこで今回は【コーキング剤の種類と用途】に絞って
出来るだけわかりやすく説明したいと思います。
コーキング剤は多様な種類があると思われがちですが
建築現場でも非常によく使われているコーキング剤は
大きく分けて３種類だけしかありません。
シリコンシーラントは撥水性と撥油性を兼ね備えたコーキング剤となります。
他のコーキング剤に比べて耐熱性に優れ
乾いてしまうと完全に硬化するので触れてもベタ付く事がありません
強靭な自己接着性がある為、素の状態でもボンドとしての役割を果たします。
しかしながら、上からの塗装をする場合塗料を弾いてしまい
塗装が乗りませんので、塗装をする事が予想される場所
または塗装をする事が前提の場所では使えません。
先ほどのシリコンシーラントに対してこちらの変性シリコンは
【上からの塗装が可能なコーキング剤】となります。
変性シリコンは【塗装を施す場合】【塗装を施さない場合】
どちらにも対応していますので、外壁などの補修に向いています。
しかし、変性シリコンは自己接着性が低い為
下地に【プライマー】と呼ばれる溶剤を塗布しなければなりません。
プライマーを塗布しないで塗ってしまった場合寿命が極端に低くなります。
また、完全に乾いてしまうまで非常に時間が掛かる為
ベタベタとした質感がいつまでも残ります。
以上の事から、室内にコーキング剤を使用する場合は変性シリコンは使用しないで下さい。
ウレタンシールとも呼ばれますが、このコーキング剤は
【上から塗装する事が前提】となるコーキング剤です。
なぜなら他のコーキング剤と比べると紫外線に非常に弱いからです。
紫外線に当たると簡単に劣化して割れてしまいます。
しかし、変成シリコンに比べると弾力があり
【引張応力に強い】【自己接着性が高い】というメリットがあります。
価格も変成シリコンに比べて安いので
塗装が前提ならばウレタンコーキングにしてみてはいかがでしょうか？
いかがでしたか？今回のブログはお役に立てたでしょうか？
コーキング剤は雨漏りした時の緊急道具として
役立てている方も多いのではないでしょうか？
DIYをされる方にとってコーキング剤の種類を把握している事は
作業性やコスト面でも非常に強みになります。
もっと深くまで知りたいという方がいらっしゃれば
もっと深堀りして説明して行きたいと思いますのでコメントお願いします。
弊社では、雨樋工事、各種板金工事、雨漏り工事、外壁板金工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました！
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします！
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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