こんにちは!!髙橋板金工業ブログ担当の加治です。
昨日の九州北部の雨は非常に凄まじいものでした!
皆さん雨漏りはしていないでしょうか?
突然の豪雨だった為、作業帰りの私どももビックリしました。
最近は昨日のような突然の大雨に見舞われる事があります。
今一度家の雨仕舞いは機能しているか、確認してみてはいかがでしょうか?
前回のブログでは、ここまで屋根の寿命が違う!【ルーフィングの選定】の重要性について詳しく解説します。
という内容についてお話させて頂きました。
皆さんのお家の屋根材は何を使用していますか?
屋根材の選定は皆さんの好みや、コストに応じて選定されている事だと思います。
しかし、屋根材を葺き上げる際にまず下地に施工する重要な材料があります。
それが【ルーフィング】です。
ルーフィングとは屋根材の下に敷く【防水シート】の事で
ルーフィングがない状態で屋根を葺くと、その後の屋根下地の寿命に多大な影響を及ぼします。
前回のブログでは、ルーフィングの重要性と種類について皆さんに知って頂きたく
ブログを綴っています。
ご興味のある方はご覧いただけると幸いです。
今回お話する内容は【ゼロ勾配に近い屋根の危険性】という内容についてお話させて頂きます。
皆さんご存知の通り屋根には様々な種類と、対応できる勾配というものがあります。
一般的な瓦屋根やカラーベスト屋根ですと3寸勾配からとなっております。
※~寸勾配についてわからない場合はこちらのブログをご覧ください
緩勾配屋根に対応している立平葺き、縦ハゼ葺きなどの板金屋根でも
0.5寸勾配(5部勾配)までの対応となります。
ごく稀に見かけますが、5部勾配以下の屋根が存在しています。
板金屋根では緩勾配でも雨漏りしにくく、防水性能に優れていると言われていますが
5部勾配を下回ると雨漏りとは別の弊害が発生するようになります。
今回はその【雨漏りとは別の弊害】について詳しく解説します。
防水性に優れる板金屋根と言えども、ある程度の勾配は必ず必要となります。
その理由は【雨水溜まり】の発生と関係しています。
板金屋根は成型する際にかろうじて目視で確認できる程度のヨレが発生します。
平板部分が多く、全長が長い屋根ほどこの傾向が強くなり
屋根を葺き上げると板金が波状に見える事があります。
勾配が緩い屋根ですと波状となった部分に雨水が溜まって
下まで適切に流れないという状況が生まれます。
雨水が屋根のあちこちに溜まる状況になると
雨水に含まれた粉塵や泥などが溜まった水に集中して集まり
溜まった水が乾いた時に屋根に斑模様の汚れを残してしまいます。
1度でも汚れがついてクセになってしまうと雨が降るたびに汚れが溜まり
板金に施されている塗装をジワジワと弱らせて行きます。
こうなると外観を損なうだけでなく屋根の寿命を大幅に縮めてしまう事になります。
屋根の勾配は非常に大事です。
例え緩勾配に対応している板金屋根であっても最低5部以上の勾配は必ず必要になってきます。
いかでしたか?今回のブログは皆様のお役に立てたでしょうか?
屋根にとって勾配を取るという事は寿命や雨漏りのリスクと繋がってきます。
確かに緩勾配屋根は住居スペースを大きく確保でき非常に有効な手段だと言えます。
しかし、住居スペースの為に屋根の寿命を縮めてしまっては本末転倒です。
皆さんも新築を建てる!という際は屋根の勾配にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
弊社は、カラーベスト葺き替え工事、銅板葺き工事、雨樋工事、各種板金工事
コーキング工事、雨漏り工事、外壁板金工事、火災保険による工事を承っております。
工事をお考えの方はお声掛け下さると幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
これからも皆様のタメになる情報を発信していきますのでよろしくお願いします!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。
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